陽性者アンケート「第7波はなんらかの症状のある方が多い」大阪・吉村知事会見7月20日(全文1)
大阪府の吉村文知事は20日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月20日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月20日) ◇ ◇
まだ熱を持っている状況
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに知事よりご説明がございます。よろしくお願いいたします。 吉村:まず大阪府の新型コロナウイルス関連についての報告です。現状の報告と、やはり感染が増えてきておりますのでその感染対策、基本的な感染対策をお願いしたいという内容になります。今日の発表項目は合わせて2点になります。 まず1点目はコロナ関係です。第7波に入りまして2.2倍で、直近は1.7倍ですけれども、ただこれは3連休の数が少ないというものが反映されてますので、1週間単位で直していくと、これ1週間、3連休を含めた1週間になってますので、1.7倍ですけれども、今の増え方の角度を見ると2倍前後で進んでるというのが実情だと思ってます。まだ熱を持って増えてるという現状だと思っています。 陽性率です。ここもぴょこんと下がってますけれども同じようにこの直近の3連休が含まれてますので、ここは一時的な数字だろうというふうに思っています。このまま下がればいいとは思いますが、現実、今の変異株の置き換わりの状況等を踏まえてもそうですけれども、今下がってる傾向にはないと。まだ熱を持ってるという状況だと思ってます。
BA.5への置き換わりは60.1%まで進んでいる
市中における無料検査です。無料検査への割合も徐々に増えてきています。現在無料検査、症状がない無料検査場の陽性率は4.4%です。1~2週間前は1.4%ですので、ここもやはり確実に増えてきていると。市中感染が広がってきているということだと思います。第6波のとき一番多かったときは14%、非常にこれは高かったわけですけど、まだその数値にはなっていませんが、やはり、ただ第6波のときは検査キットも少なくなったという特殊事情もありますから、単純比較は難しいのかなと思っています。ただその中でも第7波において、この無料検査場における陽性率も増えてきてると。これは市中の感染がやっぱり広がってきてるということだというふうに思っています。 年代別の新規陽性者数の推移です。7月19日、ここは先ほど申し上げてました3連休の、クリニック、医療機関が休業になってるところが多いということもあって少し下がっていますが、ここだけ白塗りになってますけども、全体として見れば前日比を超える、1を超える日が続いてると。また年代もおしなべて増えていってるという現状です。もちろん20代、30代、10代が多いわけですけども、その他の年代も増えている状況だというのが今の状況です。 そして重要な部分として、この現在増えてるものの作用してる大きな理由が、僕は変異株だと思っています。これは専門家も指摘するところです。その変異株はBA.5です。先週の数字から見てもそうですけども、明らかにやはりBA.5が増えています。こちらのスクリーニング検査、これもゲノム解析の結果からBA.5が先週が18なのが、今週は97、もう100になってると。BA.4が4から8ですから、やはりこのBA.5が中心です。変異株スクリーニング、これはBA.5かBA.4、どちらかということの疑い検査になりますが、先ほど申し上げたとおり、これはほぼBA.5だというふうに思っています。 そのBA.5がどのぐらい増えてるか、置き換わってるかという現状ですけれども、現在60.1%まで置き換わりが進んでいます。先週が39.2%、40%でした。その前の週が26%でした。この前の週が載ってないですけども、確か8.8%、8.9%だったと思います。26になり、40になり、60になると。今、約20%ぐらいの角度で増えていってると。そしてまだ今60%ですから、さらにこの1週間で同様に増えたら80%ぐらいになることが見込まれますけれども、まだ置き換わりが進んでる最中ですので、変異株とすれば熱を持って今増えてる最中だというふうに思っています。