20日の新規感染者数は過去最多「拡大傾向はまだ続くと想定」大阪・吉村知事会見7月20日(全文2)
大阪府の吉村洋文知事は20日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月20日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月20日) ◇ ◇
分母が増えると入院者数も増える
吉村:ですので、もう、特にリスクの高い方がいらっしゃる高齢者施設、あるいは病院ですね。コロナでない普通の、なんて言うんですかね、コロナ以外の理由ですでに入院されている方、これはだから非コロナ受け入れ病院もコロナ受け入れ病院もどちらもそうなんですけど、そこでもクラスター発生する可能性はあり得ますから。そういったところで発生しても自院で対応できるようにというようなこともこの間進めてきました。 そういったリスクの高い人への対策、早期治療を強化するということをこの間準備しておりますので、それを徹底していきたいと思っています。それでも感染者数が増えてくるとなると、これはもう母数が増える、分母が増えるということになりますので、やはり入院の必要な方も当然その中で増えてくるということになります。そのときにおける医療体制の強化であったり、入院ということは準備もしてきましたので、そういったところをしっかり対応していきたいというふうに思っています。それが一定の率に達すれば、われわれはもともと緑の信号、黄色の信号、赤の信号という基準を立てて作ってますから、その基準に達した時点で本部会議を開催するということになると思います。ここ1日2日で開催することはないだろうと思ってます。
非常事態宣言が出た場合の対策は
また同時に、これは大阪だけが増えてるわけじゃなくて全国で増えていますから、国の方針としてもこのコロナと、非常に感染力がさらに、第6波よりも強いこの変異株とどう対応するのかということも国でも検討していると思いますので、そこが大きく変更があれば本部会議は開催するということになるかと思います。仮にそこが大きく変更にならなくても大阪府の独自の基準で本部会議を開催する、この2パターンだと思います。 共同通信:関連して、仮に非常事態になることが決まった場合に、さらに対策として強化する部分っていうのは、飲食店とかに関しては否定的なお考えだと思うんですけども、現状以上に強める部分っていうのはどういったものを想定されているんでしょうか。 吉村:その時点において専門家の意見を踏まえて判断したいと思ってます。私自身の方向性とすれば、思う方向性とすれば、やはりリスクの高い人を守る、ここを強化する。リスクの高い人にとってのリスクをいかに下げるか、ここが重要だと思ってますので、それに向いた対策をするということになると思います。もちろんそのために今まで、今まではどういうことをしてきたかっていうと、リスクの高い人はもちろんもともといたわけで、ただ第5波までと第6波以降でリスクの高い人とそうじゃない人がかなり大きく分かれてきた部分が、ウイルスの特徴としてあります。またこれはワクチンであったり、あとはウイルスの特徴として出てきてるので、昔から当然リスクの高い人は、もともと高齢者の方とか、もともと持病をお持ちの方とかがリスク高いのは昔からそうだったわけですけど、ただそのリスク分けがずいぶん、リスクの程度が変わってきたというのがこのオミクロンだと思っています。 ただ一方で、感染の拡大力が飛躍的に高くなってるという特徴があるという状況ですので、このリスクの高い人をいかにお守りするのかということが重要な対策になるだろうと。これまではリスクの高い人を守るために全員がステイをすると、行動抑制をすると、止まると、立ち止まるということをやってきたわけですけれども、今後、今の国の方針を踏まえてもそういう、現時点でそういう考え方ではないという中で、じゃあ府としてどうしていくのかというのを考えれば、これはやはりリスクの高い人、またそういう人たちがいる場所、そういったところの対策を強化するということが重要だろうと現時点では考えています。