陽性者アンケート「第7波はなんらかの症状のある方が多い」大阪・吉村知事会見7月20日(全文1)
感染の心当たりがある人は40%
そして感染された方の感染経路を把握するために、陽性者の方にお送りするショートメッセージで重症化リスクの少ない方などにアンケートを実施しています。今、保健所で陽性の方の、いわゆる疫学調査で、どこで感染したかという厳密な調査はもう今はしていません。これはほかのエリアでもそうだと思います。その中でもどういったところで感染が広がってるかというのを調査するために4300人の方から回答をいただきました。 アンケート結果になります。症状ですけれども、症状は発熱が最も86%で多いと。そして喉の痛みが7割を超える。一方で症状なしが1.6%ですので、第7波においてはなんらかの症状がある方が多いということです。第6波は無症状の方も多かったですが、第7波はなんらかの症状がある方が多いと。そういった方が検査に行かれてる可能性も当然ありますが、症状とすれば発熱や喉の痛みが多いということです。 どういったところで感染したかの心当たりというのをお聞きしました。感染の心当たりがある1700名の方に回答をいただきました。その1700名の方の、先ほどの4300の回答の中から感染の心当たりがあるという回答があったのが40%です。それが1700人。その1700人のうち、どういったところで感染の心当たりがありますかというところですけども、一番多いのは長時間会話を伴う業務や授業を受けていた。そしてその次に多いのが飲食や接待を伴う会食。その次が食事をしながらの打ち合わせ。その次が団体のスポーツ、スポーツジム等です。
リスクの高い場面ではマスク着用をお願いしたい
その感染の心当たりがある場面でどういった感染対策を実施してましたかというところで、マスクをしていたというのが50%です。ですのでこれ、裏を返せばマスクをしていなかったというのが50%ということになりますから、感染に心当たりのある人はマスクをしていなかった場面で半分の方がどうも感染してるんじゃないかと、自分としてはそういうふうに自己分析をしてるという状況です。ですので、やはり基本的な感染対策としてのマスク、これは熱中症対策は当然やっていただいた上でということですが、リスクの高い場面ではやはり感染対策としてマスクをお願いしたいと思います。 あとは換気を十分していたというのが36%ですので、約7割の方は換気を十分していなかったということになります。またソーシャルディスタンスを取ってたのが20%。ですので、8割はソーシャルディスタンスを取っていなかったということになりますので、やはり基本的な感染対策、換気も含めた、マスク着用等を含めた基本的な感染対策をしていない場面で感染したと思われる方が非常に多いというデータも出てますので、アンケートの回答ですけれども出てますので、やはり基本的な感染対策をお願いしたいと思います。 クラスターの状況です。やはり増えてきてるのが高齢者施設でのクラスターが増えてきています。これは非常に要注意ということになります。高齢者施設と医療関連機関で増えてきてるという状況です。この直近の1週間を見るとですね。高齢者の施設を守るということが非常に重要になってきますので、さまざまな対策をお願いしてますが、その徹底をお願いしたいと思います。 ただ、第6波と比較すると、まだここの状況です。先ほどは第7波の1週間単位で見た数字ですけども、これは第6波を含めた月単位で見た数字です。第6波、2月がグリーンで3月がイエロー、黄色のとこなんですが、やはり2月、3月が突出をしています。これは第6波です。今、第7波が来て、この茶色のところが今、直近の数字ですが、ここはまだ2月、3月までにはなってません。ただ、ここの茶色のところは直近の13日間ですので、単位が1カ月ごとです。ですので、明らかにさっきの見たグラフのとおり、この直近では増えてます。 これは1週間ごとですから、1週間ごとで見ると、明らかにやっぱり今、感染者数が増えてますから。同時に、どうしてもウイルスが高齢者施設に落ちることになります。ですので、そこは増えるというのが、この1週間ごとのデータです。