自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文3)コロナ禍の学生支援は?
自民党総裁選に立候補している河野太郎行革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏は20日午後、同党の青年局・女性局が主催する公開討論会に参加した。 【動画】4候補が党青年局・女性局の公開討論会(2021年9月20日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【自民党総裁選】4候補が党青年局・女性局の公開討論会(2021年9月20日)」に対応しております。 ◇ ◇
虐待死は殺人。そして、人ごとではない
坂田:平成22年より児童虐待防止に取り組み、ハッピーオレンジ運動を実施しています。しかし、昨年度の児童虐待相談対応件数は過去最多となり、またコロナ禍の子供の貧困や自殺者の増加なども懸念されます。児童虐待防止や虐待にいたる女性の孤独、貧困等への社会的課題、それらへの対応について考えをお聞かせください。 吉川:質問は児童虐待防止についてです。それでは野田候補、よろしくお願いいたします。 野田:自民党女性局の皆さんに心から感謝申し上げます。児童虐待っていうのはさまざま、政策課題の中でなかなか自民党でもセンターに取り入れてもらえない大変重大な深刻な問題の1つです。「こどもまんなか」というのは、こども庁をつくるというのはそういうところをしっかりと社会のど真ん中に置いて、私たちが責任を持って支えていくっていうことの証左なんですね。 虐待死といいます。これは殺人なんですよ。そして、人ごとではないんです。子を育てる母親はもう紙一重なんです。私ですら言うことを聞かない息子、言っている意味が分かんなくて失敗をする息子に対して、自分でも抑えなきゃいけないけれども抑えきれないときもままあります。ですから、これを人ごととせず自分事とすることで女性局が多くの、自民党でない女性、若いお母さんたちにしっかりとしたピラーと、支えとなるように頑張っていただきたいと、引き続き頑張っていただきたい。願っています。 吉川:続いて河野候補、お願いいたします。 河野:女性局で189、「いちはやく」の導入、普及などをやっていただいてありがとうございます。保育園、幼稚園にいっていない無園児だったり、健診に来ない子供の把握、あるいは小学校などで子供の変化。こういうものをしっかりとデータベースにまとめて、手を差し伸べなければいけない子供がどこにいるのかということを行政がしっかり把握できるようにする。これが大事だと思っています。今、東京の足立区とか大阪の箕面をはじめ、幾つかの自治体で、だいたい教育委員会のほうに教育のデータがありますから、そっちにデータベースを寄せて作っているというケースがあると思いますが、そういう中でしっかりと子供たち、手を差し伸べる子供たち、必要なところへ出迎える、出向ける、そういう状況をつくりたい。コロナ禍でなかなか家庭訪問が難しいという話も聞いておりますが、しっかりと対応ができるようにしていきたいと思います。 吉川:続いて岸田候補、お願いいたします。