自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文3)コロナ禍の学生支援は?
フードバンクへの支援を強化したい
高市:出世払い的な奨学金と、制度ということはもうまったく今、発言されたお2人の候補と同じでございます。若いころの学びを続けるということは将来の日本の成長にもなりますし、何よりもご本人にとって大切な財産でございますので、しっかりとこれは守り抜いてまいりたいと思います。 また、もうどうしても食べるものもない、追い詰められた状況になっておられる方もいらっしゃいます。で、こども食堂っていうのもありますけれども、こちらへの支援とともにフードバンクへの支援。これをとても私は今、強化をしたいと考えております。とにかく多くの学生の皆さん、マッチングも含めてさまざまなアイデアが今、出ておりますけれども、私たちは皆さまの若い力と、日本の未来を切り開いていただく可能性に多いに期待をいたしております。応援をさせていただきます。 牧島:続いて野田候補、お願いします。 野田:私は速やかに困窮している学生に現金給付をすべきと言い切ります。なぜならば、こども庁の考え方っていうのは、まさにそこにあって、年齢ではないんですね。やはり今の社会的少数者であったり、やはり弱い人、さまざまな困窮の中にある人を最優先で、幸せに、笑顔に導こうというコンセプトの下、しっかりと困っているところに速やかに予備費、補正費、なんでもいいからかき集めて、国債でもいいと思います。赤字国債でも。学生さんたちが将来大人になったときに、労働で、消費で戻ってくる先行投資だという気持ちで大胆に出費をするべきだと私は思っています。 奨学金とか何か限定を付けることなく、今困っている人に今速やかに生きる手だてを与えることがコロナ禍の最優先課題、それに尽きると思います。 吉川:次に女性局から質問をいたします。福島県連、【コバヤシフミキ 00:57:32】女性局長、お願いいたします。
さまざまな連携や相談、意思疎通が行える仕組みが必要
コバヤシ:コロナ禍のリスクはジェンダー、年齢といった属性によって大きく異なると感じます。女性の自殺者も増え、背景には経済的貧困、DV、子育ての悩み、介護疲れ、精神疾患等といわれています。長期化する避難生活も同じですが、孤独・孤立対策にも早急に手を打つ必要があると思います。お考え、お聞かせください。 吉川:質問はコロナ禍における女性の孤独、孤立についてです。それでは岸田候補、よろしくお願いいたします。 岸田:コロナ禍において多くの皆さま方、特に女性の皆さま方のストレス、負担、大変大きいものがあると思います。子育て層等、さまざまな影響を受けられ、そして望まない孤立、孤独、こうしたことで苦しんでおられる方が多い。これをしっかり認識をしなければならないと思います。これに対して、さまざまな経済的な支援、これはもちろん大事なことでありますが、何よりもこうした望まない孤立、孤独に対して、社会としてさまざまな連携やあるいは相談、意思疎通、こういったことが図れる仕組み、こういったものを社会としても用意をしなければならないと考えています。 吉川:続いて高市候補、お願いいたします。 高市:コロナ禍でなくても、本当にお1人で子育てをしている女性、そして1人で子育てをしている男性、またたった1人で親の介護をしているたくさんの方々、孤立、孤独を感じておられる方というのはとても多いんだろうと思っております。私もちなみに今、1人暮らしになってしまいましたけれども、こういうときこそやはり、先ほど来、各候補からもございますけれども、地域社会の絆というのがとても大事だと思います。 私の母も民生委員をしていた時期がございました。毎日、毎日、1軒ずつ、1軒ずつ、歩いて、歩いて、歩いて、メモを取ってお困りの方を行政のほうにおつなぎしたり、また、行政相談員の方もいらっしゃいます。社会福祉協議会も整備されております。こういう日本の地域社会の強みを生かしながら乗り切ってまいりましょう。 吉川:続いて野田候補、お願いいたします。