自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文3)コロナ禍の学生支援は?
出世払いのような奨学金ができないか
カマタ:学生支援について、新型コロナ禍で学費が払えなくなり、退学を余儀なくされる学生や、バイトが減り生活困窮する学生が今なお存在します。そこで4候補にはコロナ禍で苦しんでいる学生へ向けた支援策をどう打ち出していかれるのかお聞かせください。 牧島:質問はコロナ禍の学生支援についてです。それでは河野候補、お願いします。 河野:私は日本で言う出世払い、奨学金をもらったら将来、自分の所得に応じてこの返済金額を決める。稼いでいる人には少し多めに払っていただいて、なかなか所得の上がらない人にはそれなりに、という出世払いのような奨学金をできないかというふうに思っております。また、返さなくてもいい奨学金を増やしていくというのも大事なことだと思っております。 特にこのコロナ禍、親元を離れて頑張っている学生、しかしアルバイトがなくて、食費にも困っているという方が結構いらっしゃいます。例えばお米だったり野菜だったりという現物をそういう学生さん、支給するということも手段として十分あり得るんだろうと思っております。日本の農家が作ってくれたおいしいもので学生さんをしっかりバックアップする、そういうことも考えていきます。 牧島:続いて岸田候補、お願いします。 岸田:コロナとの戦い、2年目に入りました。もう短大で学んでいる学生さんは、もう短大生活終わってしまう、こんな状況です。多くの学生の皆さんが精神的に大きなストレスを感じておられると思います。それを思いやりながら、ぜひ現金等、しっかりとした支援も用意しなければならない。さらには、バイトの話がありましたが、シフトが減ってしまった。一方で、こうした人を求めている分野もあるわけですから、こうしたバイトのマッチング、こういった工夫もしなければなりません。 さらには、学生さんの未来を考えた場合に、そもそも制度としてオーストラリアのHECSみたいな出世払い的な奨学金の制度をつくっていく、こんなことも大事ではないかと考えています。 牧島:続いて高市候補、お願いします。