小池都知事が記者会見11月6日(全文1)11回目のコロナ補正予算を編成へ
やさしい日本語の紹介動画
こうやって都内にお住まいの外国人の皆さま方にも感染防止対策を分かりやすくお伝えをするということで、やさしい日本語版、英語版、ご用意いたしております。またこれからも水際の対策を講じた上で、海外からの入国される方もいらっしゃるということも含めて、これら有効かと思います。 併せて感染防止対策のピクトグラムがありますけれども、こちらについても同じようにやさしい日本語版と英語版を作成いたしております。同じデザインでありますけれども、分かりやすい日本語、やさしい日本語になっております。これらは東京都の防災ホームページでダウンロードできますので、お店の方々や外国の方を雇っておられるところなどは、ぜひこれらをダウンロードしていただきたい、そしてこれらの在住外国人向けのツールはほかにも東京都つながり創生財団がありますので、ここと連携して作成したものでもあります。これからもこの財団の協力を得ながら都内の外国人の方々に対して感染防止の徹底に向けた情報の発信を続けてまいります。 それから、やさしい日本語の紹介動画も作りました。東京動画で紹介しております。ちょっと見ていただきたいと思います。 男性(VTR):今日は友達を紹介するね、【チャウ 00:12:54】さんです。 女性(VTR):こんにちは。 女性(VTR):Where are you from? 女性(VTR):なんですか。 女性(VTR):ああ、ご出身は。 男性(VTR):やさしい日本語、使いませんか。東京都には多くの外国人が暮らしており、日本に住む外国人には英語より日本語のほうが伝わりやすいんです。 女性(VTR):あなたの国はどこですか。 女性(VTR):あ、ベトナムです。 女性(VTR):ベトナムのご飯、大好き。 男性(VTR):やさしい日本語、始めませんか。
住みやすい都市1位に東京
小池:ということで、こちらのスライドは先ほどご覧いただいたピクトグラムのやさしい日本語版となっておりまして、こちらですね、感染防止対策の基本である手洗い、マスク着用、3密を避ける。これに加えまして、あとテーブル、ドアノブなどの消毒や外が寒くて暖房を入れていても小まめに換気をすることなども徹底してくださいと。これは日本人のみならず、東京で暮らす方、東京を訪れる方、みんなでこの知識を共有して実践していただきたい。感染拡大防止のため、日々の新しい日常、正しく予防、この行動についてはぜひとも皆さんのご協力をあらためてお願いを申し上げたいと存じます。今ここでまたどうやって拡大させないかっていうことについては、非常に重要なタイミングではないかと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 一方で、アメリカの金融専門月刊誌『Global Finance』という月刊誌があるんですけれども、そちらが2020年で住みやすい都市ベスト10というのを毎年挙げています。今年は、今回はロンドンを抑えまして東京が1位に選ばれております。このランキングですけれども、経済力、文化、環境、研究開発、そして今年はコロナウイルスの100万人当たりの死亡率などがスコアとして反映をされているということであります。コロナでの対応で死者、重症者数、大きく海外と比べますと東京は抑えているという点が評価されたとのことであります。海外からこうした評価をいただいたことは大変光栄でありますが、また国際金融都市・東京に向けた取り組みを加速する上でも、大きな後押しとなるかと存じます。以上、コロナ関連についてお伝えをいたしました。 次ですけれども、都庁における都民サービスについてであります。いわゆるQoS、Quality of Service、この向上のための取り組みで2点お知らせをいたします。1点目ですけれども、聴覚障害者向けのコミュニケーション支援の拡充についてであります。都においては、聴覚障害などのある方が情報を円滑に取得して意思疎通ができるようにさまざまなコミュニケーション支援に関する取り組みを行ってきたところです。 今回、新たな取り組みといたしまして、手話通訳を必要とされる方が都の窓口に訪れることもなく、ご自宅からお問い合わせができるということで、電話代理支援、これを導入することといたしました。具体的には都の窓口へ電話をかける代わりに、専用ホームページからアクセスしていただくと。そしてテレビ電話、文字チャットを通じまして手話通訳オペレーターとコミュニケーションを取るという仕組みになっています。