【Q&A】都内旅行の“都民割”。仕組みは?
東京都による、都民向けの都内旅行補助事業が始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大によって冷え込んだ都内の観光需要を喚起することが目的ですが、補助額も1泊5000円と大きく利用者側にとってもお得感があります。どのような仕組みなのでしょうか。
Q:補助事業の内容は?
都民の都内旅行に対して都が助成し、旅行者の自己負担を減らす事業です。 1人1泊当たり5000円、日帰り旅行であれば2500円が補助されます。政府が推進する「Go To トラベル」との併用も可能です。 10月24日分から補助が適用されるようになりました。3月31日宿泊(4月1日チェックアウト)分までが対象です。
Q:具体的にどれくらいお得?
宿泊する場合と日帰りで異なります。 宿泊を伴う旅行で、Go To トラベルを併用した場合には9000円以上の旅行プランが対象となります。仮に9000円の旅行を申し込んだとすると、Go To(旅行額の35%、この場合は3150円)と都(5000円)の補助が適用され、実質負担額は850円になります。
Go Toを併用しない際には6000円以上のプランが対象となります。6000円の旅行の場合、都の補助が(5000円)を除く、1000円が旅行者の負担額です。 日帰り旅行ではGo To併用の場合は4500円以上、併用しない場合には3000円以上のプランが対象です。Go To併用で4500円の旅行に参加する場合の負担額は425円、併用せず3000円のプランに参加すれば500円負担となります。 ※旅行プランの価格は、いずれも助成前の税込み価格です。
Q:利用する上で条件はあるの?
都民を対象とした事業なので、予約や宿泊先へのチェックインの際に、参加する都民全員の住所が確認できる証明書を提示する必要があります。 予約時に都内に在住だったものの、旅行の時には都外へ引っ越していた際には補助は受けられません。
Q:何度でも使えるの?
利用回数に制限はありませんが、一度の旅行の上限は5泊です。また、予算(22億円、40万泊分)を使い切ってしまうとその時点で予約を終えている分を除き、助成事業は終了となります。 さらに、都の特設サイトには「感染症の感染拡大に伴い、国の緊急事態宣言や都の外出自粛要請等が出された場合、事業予定期間内であっても、事業を中止または停止する場合があります」と記載されています。