小池都知事が記者会見11月6日(全文1)11回目のコロナ補正予算を編成へ
個人向け東京グリーンボンド、今年も発行
で、今回、省スペース、省電力化を図るために、株式会社JTOWERが持つインフラシェアリング技術というものを採用しまして、ネットワーク整備や設置場所を通信事業者の3社が共用しているというものです。これがソフトバンク、これがNTTと、それぞれが別々のものじゃなくて共用するというものです。で、こうした建物内の5G共用アンテナ設備の導入事例というのは全国初になります。戦略政策情報推進本部が担当しております。 続いて環境関係。環境および金融関係と言ったほうがいいですか。個人向けに東京グリーンボンドを毎年発行しておりますけれども、外貨建てでの発行を今年もお知らせをいたします。先日、多くの投資家の皆さんにご賛同いただきまして、機関投資家向けの東京グリーンボンドを発行したところですけど、今回は個人向けです。個人向けの東京グリーンボンドの発行ということであります。で、個人向け東京グリーンボンドの仮条件の決定をいたしまして、この仮条件というのは、発行条件が最終決定する前に、皆さんにお示しをする債券の予定利率の範囲を示します。年0.10%から0.70%ということになります。この利率というのは、これからの市場環境などを踏まえて確定をするもので、11月19日に公表を予定をいたしておりますが、だいたいこんなところという感じ。
売り出しは11月20日から12月7日まで
で、今年度ですけれども、オーストラリアドル建て、豪ドル建てでありまして、規模は100億円相当。これを発行いたします。売り出し期間、11月20日から12月7日までですけど、口座開設など時間が掛かる場合がございますので、販売窓口となる金融機関にどうしたらいいのと事前にお問い合わせいただいて、ぜひこういった形でグリーンボンド、これによって環境に対してのさまざまな施策を遂行することになりますので、ぜひともご協力もいただきたい。また、外貨建ての債券には為替リスクがございますので、十分説明を聞いた上でのご検討をお願いしたいと思います。 今申し上げましたように、この調達した資金をどう使うか。これはご覧のような事業に充当されるもので、皆さんお1人お1人の投資ですね、それが東京の環境と未来をつくる、未来を守る、そのために有効に生かされるものでありまして、皆さんからの後押しで持続可能な都市・東京の実現に向けて、環境施策を強力に推進できるというものであります。 東京はよく、東京というか日本には1800兆円の個人資産があると。これはすごいことなんですね。それをどうやって生かすかということが問われているわけであります。もちろん投資などについてはいろいろな条件もありますけれども、しかしそれをどうやって生かしていくかというのが今、金融と環境というのは、私、環境大臣のころから本当にこれ一生懸命やってきましたけど、今、世界が、それがもう標準になってきている。日本もせっかくの資産をいかに生かしていくかっていうことが問われているのではないでしょうか。そういう意味で先鞭をつけさせていただいているこの東京グリーンボンド、ご紹介をいたしました。 それから最後の項目でありますが、これは今度、女性に関係しております。女性活躍推進に向けまして、第2回の女性首長、市長さんとかによります、びじょんネットワーク、勝手ながらこれ、びじょネットと略しておりますけれども、これを開催いたしますので、お知らせをいたします。今回はコロナ禍における女性人材の活用、これをテーマにします。開催は11月の21日の土曜日、オンラインです。そして当日は女性経営者による基調講演、パネルディスカッション、そして女性の市町、村長、知事と経営者による分科会、討論、分科会でのパネルディスカッションなどを実施いたします。