熊谷俊人知事

　「水道料金２０」とのワードが２２日、Ｘ（旧ツイッター）のトレンドに一時入った。千葉県が水道事業の赤字転落を防ぐために、県営水道の料金を２０％値上げする方針を示したという報道が注目されたためで、ネット上の反応は賛否が分かれた。 　読売新聞によると、熊谷俊人知事は２１日、２６年度を念頭に水道料金を約２割アップする方針を、県議会１２月定例会の代表質問で示した。物価高騰や賃金上昇で経営が厳しい中で、老朽化や耐震化のへの対応も必要で、早ければ２７年度に赤字になる見込み。県営水道は１９９６年から料金改定をしていないという。 　さまざまな物価が高騰する状況下で、値上げには多くの人が敏感になっているだけに、Ｘ上では「食費や燃料代もだけど、水道もか」「いきなり２０％はきつい」「２０％値上げは本当に辛いですね」「２０％はヤバいだろ」と驚きや嘆く声があふれた。 　「電気代も値上げの上に、水道代もとなると、国民にとってはもはや地獄といっても過言ではありません」「必要なインフラだから値上げしないで何とかならないものか」などの意見もあがった。 　一方、長らく値上げががなかったことを念頭に、「約３０年間改定されていないなら値上げしても仕方ないでしょ」「よく３０年間も据え置きできたなぁと感心」「必要な値上げ。しかし丁寧に説明することも求められる」などと理解を示す書き込みも目立った。