大阪府・吉村知事が定例会見11月2日(全文3)現時点で統一会派を組む考えはないし聞いていない
国民民主党と連携を図っていくのか
関西テレビ放送:関西テレビの上田です。今後の国会についてお伺いしたいんですけれども、国民民主党との連携についてお伺いしたいんですが、今後、国民民主党と何か統一会派などで連携を図っていくということについて何かすでに決まっていること、あるいはお考えがあれば教えてください。 吉村:いや、特に何も決まっているものはありませんし、現時点で何か統一会派を組もうとかそういうことも考えているところはありませんし聞いていません。 関西テレビ放送:例えば国民民主党、日本維新の会、人数が衆議院で50人以上になるんですが、50人以上になると予算を伴う法案とかも出せる勢力にはなるんですが、その点について今後、話が出た場合に副代表としてはどういうふうにお考えでしょうか。 吉村:個々の政策ごとに僕らもう与党に対してもそうですけども、いいものはいい、駄目なものは駄目、是々非々でやっていきたいと思っています。とにかく目を引くものは全て反対とかスキャンダル追及とかそんなことは考えていませんので、本当に与党に対しても是々非々です。なので野党間で、これはいいじゃないかという政策については当然、共同でやっていくと、それで与党にぶつけていくというのもテーマごとにおいては当然あり得ると思いますが、何か統一会派を組むというのは少し違うだろうと思っています。 もともと投票していただいたのは維新に投票していただいたわけで国会議員は誕生していますので、それで数が増えたから統一会派だというそういう、あまり安直なことにはならないと思っています。当然かじ取りは、最後は代表が決めていくということになると思いますが、僕自身はあんまり安直なくっつき、くっついたり離れたりするっていうのは逆に国民の信頼を失うと思っていますので、政策ごとにいいものは一緒にやっていくということが筋論じゃないかなと思っています。
予算を伴う法案が提案できる場合、第一にしたいことは
関西テレビ放送:仮に予算を伴う法案が提案できるとした場合に、何かまず第一にこれをしていきたいっていうのがもしありましたら、お考えありましたら教えてください。 吉村:法律提案もそうですけど、法律提案しても可決されないですから、過半数がないとですね。なので、逆にそもそも議論しないっていうのができるんですね、国会の場合。つるしっていうんですけども。法案、議員提出で出してもつるし上げて、結局審議せずに終了みたいなのが国対政治で慣例なんかのように行われているので、そういうおかしな国対政治をぶっつぶすということを維新の会は考えてやってもらいたいなと思っています。 なので21人以上いますから、いろんな議員定数削減であったり、報酬削減も出せますんで。出してもみんなで、はい、つるしってなったらそこで終了になりますから、それも本来おかしな話で、この古めかしい国対政治というのをなんとかしないと、50人以上になったところで十分これ審議されなかったら意味がないということになるので、まだわれわれは野党、第3党になったといっても、まだ少数野党ですから、そういった意味で国会の古い仕組みをまず変えていかないといかんだろうというのが思いです。それももちろん過半数で決められたら終わりなんですが、おかしなところをどんどん浮き彫りにしていくのが維新の会の国会議員のまず大事な役割だろうと思っています。 これまでみたいに10人で立憲民主党から嫌がらせを受けて、何か質問時間がものすごく短く配分されたりだとか、いろいろあったと足立さんも言っていますけれども、そういったことももうこんだけの数になってくると立憲民主党も、いくら野党第1党とはいえできないと思いますから。国民民主や共産党より維新の会のほうが数多いわけなので、そういったしょぼい嫌がらせはもう立憲民主党はできないと思いますので、われわれとしては質疑時間も含めて与えられて言うことになるわけなので、そこはぜひ与党・自民党に対して、正面からおかしな国対政治についてもどんどん問題提起もしていきたい。 その辺りをやらないと何か維新と国民がくっついて、50人以上に数合わせをして、予算を伴う法案がこれできたから良かった、ではやっぱり本質的なことにならないと僕は思うので、あまりこう。これは本当に最後は代表が決めることですけども、あまり成果も得られないのに数だけ合わせるっていうのは僕は反対ですね。