大阪府・吉村知事が定例会見11月2日(全文3)現時点で統一会派を組む考えはないし聞いていない
ドバイ万博のジャパンデーで予定している企画は?
朝日放送テレビ:すいません、続けて質問します。万博の関係で1点だけお伺いしたいんですけれども、12月11日にドバイ万博のほうでジャパンデーがあるかと思うんですけれども、現状で大阪府のほうで何かされることがもし決まっているものがあれば教えていただけないでしょうか。 吉村:今現在は計画中ですので、決まったものはないですけども、基本的には僕も松井市長もそこに出席をして、大阪・関西の魅力、さまざまなパレードであったり、あるいは出展、これは実施していきたいと。その中身は今、詰めているところです。僕や松井市長も出席して、非常にいい機会だと思っていますから、誘致活動、招請活動を現地でやりたいと思っています。 司会:よろしいですね。そしたら最後、はい。
リニアの代替ルートを提案する考えは
横田:フリーの横田一ですけども、リニアの大阪延伸が大幅に遅れる恐れがあるという視点でお伺いしたいんですが、川勝平太静岡県知事はトンネル工事についてJR東海の方式だと住民の理解が得られないと。当分トンネル工事は認めないということで膠着状態が続いて、川勝さん当選したばかりなので、4年近くこの状態が続く恐れがあるんですけども、こういう現状認識をどうご覧なっているかということと、それを受けて例えば南アルプスのど真ん中をトンネル掘るんじゃなくてルートを変えると、迂回するということも川勝知事が言っているんですけども、そういう代替案の提案をするお考えがあるのかについてお伺いしたいんですが。 吉村:静岡県と、それからJR東海で協議をじっくりとしていただいて解決してもらいたいと思います。現時点で何かルート変更を考えているというのはありません。 横田:4年間近く膠着状態が続いて延伸が遅れるという現状認識は持たれてないんですか。 吉村:膠着状態がそういうふうに続かないように丁寧な協議を迅速に行ってもらいたいと思っています。 横田:あと、川勝知事が問題にしているのは、熱海の土石流の7倍の盛り土がリニアのトンネル工事で出ると。国レベルで盛り土に関する規制強化が必要だということも訴えているんですが、規制強化の必要性についてはどうお考えでしょうか。 吉村:盛り土については盛り土の問題として当然、今、大阪府でも対応していきますし、対応してまいりたいと思います。リニアの工事、それから静岡の事情についてはもう静岡県と国、そしてJR東海でしっかり協議してもらいたいと思います。 横田:全国的な規制強化の必要性についてはどうお考えでしょうか、盛り土に関して。 吉村:それは国で決まったことについて大阪府としてしっかり進めていきます。 横田:あと大深度法の改正の必要性はどうお考えでしょうか。大阪に延びてくるときに、いずれトンネル工事で地上の地権者、住宅地が損傷を受けると、被害を受ける恐れが、調布の外環道の工事と同じように生じる恐れがあると思うんですが、大深度法を見直す必要性はどうお考えでしょうか。 吉村:トンネル工事については、もちろんこれは安全に進めていくのが、科学的な基準に基づいて安全に進めていくのが当たり前の話ですので、その基準に基づいて進めていきます。