大阪府・吉村知事が定例会見11月2日(全文4)新しいパワーが日本維新の会から生まれてほしい
大阪府の吉村洋文知事は2日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「自宅待機者のためにSOSセンターを設置」大阪府・吉村知事が会見(2021年11月2日)」に対応しております。 【動画】「自宅待機者のためにSOSセンターを設置」大阪府・吉村知事が会見(2021年11月2日) ◇ ◇
やはりプロセスが非常に重要
吉村:もちろん大阪維新の会の中で今の立ち位置とかいろいろ考えると僕がなるのは当然だろうと思う人も多かったと思いますが、それでも僕は選挙というプロセスを重視しました。大阪市議の、僕も同期ですけど、片山さんっていう方が、誰も立候補しないかといわれている中でも片山さんが立候補して、片山さんは大阪都構想、再挑戦すべきだという主張をされました。僕は横で聞いててすごいなというふうに思いました。片山さんにも10票か12票かちょっと忘れましたけど、何人かが入れて。多数はもちろん僕になったわけですけど、そのプロセスが非常に重要だったと思います。僕が大阪維新の代表に就くに当たってもね。 同じように日本維新の会においてもやはりプロセスが非常に重要で。やはり公正で透明な手続きでそれぞれがこのベンチャー政党をどうしたいのかという主張をし、それを見える形にして戦わせて、最後は投票で決める、これが重要だと思っています。それで最多得票をした人を僕は代表として、当然これは認めて支えたいと思っています。 読売テレビ:プロセスが非常に重要ということですが、吉村さん自身、この人にやってほしいと心の中で思っている方はいるんですか。 吉村:そういうのは僕が言うとやっぱり影響も出てきますんで、言わないですし。この人を支持しますとかいうのもやらないです。
日本大改革プランの浸透度合いは
産経新聞:産経新聞の尾崎です。ちょっと、政策的な話で伺いたいんですけれども、今年の5月ですかね。「日本大改革プラン」というのを、日本維新の会として出されて、実際に選挙前の解散のときの、松井一郎代表の談話なんかでも、その「日本大改革プラン」を前面に出していくという話が出てたんですが、実際、街頭演説とか選挙期間中聞いていると、やはり大阪の実績というのはいろいろ出てくる中で、なかなかこの「日本大改革プラン」っていうのを演説で広く、広める機会というのはなかなか難しかったのかなと感じる部分もあるんですが、実際その辺り、浸透度合いっていうのは副代表としてどう捉えていらっしゃいますか。 吉村:浸透はまだまだ弱いと思います。そしてまた、「日本大改革プラン」も非常に荒削りだと思っています。まだまだ不十分なところもあるし、荒削りなところもあるから、これをより精緻なものにしていってもらいたいと思います。国会議員、41名誕生しましたんでね。今回の「日本大改革プラン」は、どちらかというと、もう理念に近いもんだろうと思っています。 いろんな財源論も含めて、どうしていくのか。ベーシックインカムなんかもそうですよね。財源とか、どうしていくのかとか。そういったものも含めて、より詳細を、今後詰めていってもらいたい。次、また夏の参議院選挙もありますけれども、より精緻なものにしていく、これが重要だと思っています。 結局ベーシックインカムも、政策としてはもっともっと詰めなきゃいけない、荒削りなもので、まだまだ不十分だと思っています。ただ、大事なのはその考え方、理念で、これから、ここからは僕は街頭演説で言っているような中身ですけど、少子化がどんどん進んでいくでしょうと。そして高齢者の方が、どんどん増えていきます。今のこの社会保障のままで本当に持つのかと。僕らはもう持たないと思っていますから、じゃあ持たせるための社会保障っていうのは、どういうもんがあるんだろうということであったり。これがベーシックインカムにつながってくるわけですけど。政策説明はしないですよ、街頭演説で。みんな立って話、聞いているわけですから。雑音もある中で、立って話聞くのに、政策説明なんかやってて、誰も聞かないですからね。ただ、方向性としてはそういうことです。 それから、街頭演説でもいろいろ言ってた、新たなことにチャレンジできる社会ということを目指していこうというのは、新たなことにチャレンジしていくっていうことは、同時に失敗もあるわけです。