大阪市・松井市長が定例会見12月17日(全文3完)ワクチン接種体制を準備中
菅総理の8人以上での会食をどう受け止めるか
毎日放送:最後に1点、菅総理がGo To トラベルの停止を発表した日の夜に、8人以上で会食をしていたというふうなことで、国会で話題にはなっているとは思うんですけれども、きのう西村大臣が5人以上の会食というのは、一律駄目だというふうに言っているわけではないというふうな国会での答弁もあったと思うんですけれども、市長としてはそこについてどのように受け止めておらますでしょうか。 松井:これはもう総理自身がごあいさつだけして、失礼をする、退席する予定が、どうしてもやっぱり総理が来られて、あの会食のメンバーですから、いろいろ話がやっぱり弾んでしまうということだったんでしょう。でも、総理自身もちょっと軽率だったということで、もう国民の皆さんに対して反省しているということをおっしゃっているわけですから。 政府が4人以下という方針で国民にお願いした限りは、やはり4人以下で、僕は夜の会食は必要だと思います。情報交換するためにも。それはお店のためにも。1人でご飯食べるのも、2人である程度ディスタンスを取りながら会食するのも、全て止めるっていうなら、これはもう、街、ロックダウンですよ。 これは法律を改正してやらなければならないし、そんなことはできていないわけだから、やはり飛沫の感染拡大のリスクを抑えるということで、拡大の可能性を抑えていくということで、4人以下という専門家の皆さんの声を受けて、総理自身も、国民の皆さんにそういう要請をされているんですから、できるだけ4人以下でこれからも、4人以下でこれから実施されるべきものなんだろうなと思います。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:関西テレビさん。
新規入所者へのPCR補助は検討しているのか
関西テレビ:関西テレビ稲垣と申します。先ほどちょっとお話、ありましたPCR検査についてなんですけれども、市長、介護関連の方々、従業員やスタッフの方などへの検査をできないか、キャパを確認しているということだったんですけれども、ちょっと新規で入られる、施設に入られる入所者の方々に対して、そこのPCRの検査の補助をされているような自治体もある中で、一方知事は今のところは現状のキャパを考えると、疑いのある方とか、症状がある方への検査っていうところになっていると。 確かに新規の入所者だけを検査しても、そこに関しては感染拡大の根本的な防止にはつながらないとは思うんですけれども、施設、受け入れる側からすると、やっぱり新しく入って来る方の検査を確認してからじゃないと、なかなか現場の負担としても受け入れられないんじゃないかと。これは新規の入所者に対してのPCRの補助っていうのは、独自で検討とかはされていないでしょうか。 松井:まずは今、知事が言うように、キャパの問題です。今、大阪で6000件回して、PCRを検査できるキャパがいっぱい。これはもうキャパとしては天井までいっているわけですから。キャパをまず増やさないと、そもそも症状出てない方々の検査体制を取ってくれませんから。ですから今、そのキャパを増やすための方策をやっているところで。 僕が今考えているのは、新規の高齢者施設に入られる高齢者の皆さんというよりも、やっぱり施設の方々。これを2週間に一度程度、本当はこれやるなら毎日やらんと駄目なんです。だって、どこでうつるか分からないんだから。今朝はコロナの陽性じゃないけども、帰りの、どこかの施設から帰り道に、誰かと接触して、そのことでコロナに感染するかも分からない。これは分かりませんから。 本来は毎日やって、初めて陽性じゃないということの確認になりますけれども、それ、もうちょっと現実的ではありませんから。だから、なんとかキャパを確保して、もちろん強制できませんから希望者の中で2週間に一度程度、この検査ができないかなというふうな仕組みを今、考えているところです。