大阪市・松井市長が定例会見12月17日(全文1)世界に誇れる動物園に
大阪市の松井一郎市長は17日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「病院の財政支援、市の財源では厳しい」松井大阪市長(2020年12月17日)」に対応しております。 【動画】「病院の財政支援、市の財源では厳しい」松井大阪市長(2020年12月17日) ◇ ◇
医療提供体制は極めて逼迫
司会:それでは市長の記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。 松井:まず新型コロナウイルス感染症についてです。11月に入り急増した新規陽性者数ですが、依然として高止まりをしており、医療提供体制は極めて逼迫している状況です。12月4日には、大阪で医療非常事態宣言を行い、連日、市民の皆さんには不要不急の外出自粛をお願いするとともに、酒類の提供を行う飲食店等の営業の時短、時間短縮について、期間延長と区域の拡大をお願いしたところです。 また昨日、国において、Go To イベント等の年末年始における最大限の予防的措置の取り扱いについて発表があったところです。あらためて市民の皆さんには、日常のマスクの着用や、換気を徹底していただき、くれぐれも3密で唾液が飛び合うような環境は避けていただくようにお願いします。高齢者、基礎疾患のある方など、重症化リスクの高い方については特にご注意をください。感染を抑え、医療崩壊を防ぐためには、市民皆さんの1人1人の心掛けが大切です。新型コロナウイルスとは、長い闘いになり、ご不便をお掛けしますが、ご協力をお願いします。
天王寺動物園の理事長・園長予定者が決定
次に地方独立行政法人、天王寺動物園の理事長・園長予定者の決定についてです。天王寺動物園は来年4月1日に地方独立行政法人となります。独法制度のさまざまなメリットを生かし、機能を強化することで、天王寺動物園の魅力の向上につなぎ、サービスの向上も期待できると考えています。将来にわたって天王寺動物園を魅力ある施設にしていく上で人材が一番重要であり、法人を代表する理事長と、その理事長を補佐する園長として、魅力やサービスの向上に向けて、園を運営していただける方の人選を進めてまいります。 今回、理事長につきましては山中諄氏の就任をお願いし、受託をいただきました。山中氏は運輸、不動産、流通、レジャー、サービスなどを手掛ける南海グループの中核である、南海電気鉄道株式会社のトップを歴任されるとともに、関西経済同友会の代表幹事などの要職も兼務されていました。令和3年4月1日付で就任いただきます。 また、園長兼理事については、動物、動物園に関する豊富な知識を要する向井猛氏を、公募により選定をいたしました。向井氏は、札幌市職員として円山動物園や動物管理センターで従事され、また盛岡市動物公園再生事業検討会議に有識者として参画をされてきました。園長については理事長から令和3年4月1日付で任命がされます。お2人のこれまで培ってこられた経験を生かし、飼育環境等の基準などの高度な動物福祉を達成するとともに、安定的な動物の確保、園の魅力向上、来園者の増加、園運営の基盤の安定化といった流れを生み出し、世界に誇れる動物園にしていただきたいと、こう考えております。それではお2人からごあいさつをいただきたいと思います。理事長、お願いします。