大阪府・吉村知事が定例会見11月2日(全文2)瞬間視聴者数の最多人数でギネスに挑戦
実証実験の結果を見てどういう印象を受けたか
読売新聞:読売新聞の太田です。先ほど実証実験の件に関連してなんですけども、結果についてお話をしていただきましたが、知事として結果を見られてどういった印象を受けたかというのと、なんらか課題みたいなものは感じられたものっていうのはありますでしょうか。 吉村:ちょっと課題についてはこれからだと思います。アンケートを今、回収しておりますので、それを見ないとなかなか課題まではまだ見つかってないし、それを見て分析するということになります。ただ非常に多くの方も参加いただきましたので、日数としてはそれほど多くない日数ですし、平日という日程の中で、約770名、800名近くの方に参加いただきました。今後この「ワクチン・検査パッケージ」をどう広げていくのか、あるいは飲食店で広げれるのか、広げるとしてもどういう条件になったら広げていくのかっていうのはわれわれは考えなきゃいけないと思っていますので、そういった意味で店側にとってどれぐらい手間があったのか、またお客さんにとってどれぐらい手間があったのか、そういったことも分析をしていきたいと思っています。 また、これでどこまで感染が防げるかというのは、もうちょっと正直なところ、たぶん比較資料がないので、なかなか分からないということになりますが。ただ、ワクチンをしてる人ですから、ワクチンをしてる人はほかの人にうつしにくいっていうのは、これイギリスのオックスフォード大学の調査でも出ていますので、そういった意味ではもちろんワクチン2回接種してる人としてない人で比較すると、他人にまずうつしにくいっていうのもこれはあるでしょうし。併せてこの検査で陰性が確認されている人ですから、検査をしてない人と比べればもちろんこれは他人にうつしにくいと。そういった意味でより安全な飲食の場であることは間違いないと思っています。
バス、タクシーで感染対策を行う必要性は
その程度は分析しにくいですけれども、そういったことであることは間違いないと思っていますので、これをどう展開していくのかっていう、したほうがこれはもちろん、感染がある程度広がっている時期でも、店に時短要請とかお酒の提供自粛とかっていう強い制限をしなくとも、こういったやり方でこのウイルスと共存ができないかということは考えていきたいと思っています。 その中で障壁になるのがやっぱりどのぐらい手間が掛かるのかっていうこともやっぱり障壁になります。ほかの、これは商売としてやっているわけですから、いかにスムーズに改善すべき点がないかどうかも含めて考え、分析をしていきたいと思っています。 また、抗原検査で実施した方の数も結構多いので、今後ワクチンが十分行き届いてない状況の中で実施するんであれば、こういったこともやっぱりいろいろ考えていかなければならないんじゃないかなと、そういうふうにも思っています。ここはいずれにしてもアンケート等で出そろった段階で、今度大きく展開するときに、できるだけスムーズに展開できるように分析をしたいと思っています。 読売新聞:あと1点、発表事項なんですけども、「大阪府路線バス・タクシー感染症対策強化支援」なんですけども、あらためてこの路線バス、タクシーで感染対策を行う必要性に関してお願いします。 吉村:これは公共交通機関ですので多くの方が利用されます。ですのでやはりドライバーの方の感染対策というのは非常に重要だし、そういった意味で運転席と運転席以外の一定の遮断であったりとか、感染対策というのは非常に重要になってくると思います。なので、もちろんバスであれば車内での空気清浄であったり、さまざまな対策も重要になってくると思います。 だから公共交通機関であるバス、タクシー、不特定多数の人が利用し、かつ密室空間になりやすいと。これからさらに冬場になりますから、なかなか窓をずっと開けっぱなしというのはしんどい時期になってきますので、非常に狭い空間で密室になりやすいところでもありますので、ここで感染対策を徹底していただきたいと思いますし、いただいた場合には費用が掛かるわけなので、その費用については10分の10で補助しようとそういうことです。より感染リスクを下げながら、やっぱり社会経済を動かしていきたいという思いの中での政策になります。 司会:よろしいですか。そしたら次の方。では今、手があがった大阪日日新聞さん。