大阪市・松井市長が定例会見4月15日(全文3完)少しましだと思われてるだけ
五輪延期すべきという考えに変わりないか
産経新聞:産経新聞、矢田です。東京五輪と東京パラリンピックのことでお伺いしたいんですけれども、自民党の二階幹事長は選択肢としては中止も有り得るというような言及があったんですけれども、市長としては従前どおり延期すべきというのはお変わりないでしょうか。 松井:だから僕はこういうことになるというのも予想の中でもっと早くに、24年に、パリ、アメリカとロス、それからパリと協議をしながら延期するべきだったんだろうなと。だからずっとそれ言い続けてきました。小池さんとかまったく無視されてたけどね。やっぱり主催者は東京都なんでね。知事が、もうこういう時期なんで、24年っていうのをもっと強く打ち出したほうが良かったんじゃないかなって僕は思うけど。 でももう決まってるんだから、どうにかして、なんて言うかな、世界からもお客さん来ないし、みんな会場に行けないっていうのにもなるんだろうけど、やっぱりやる限りはよりましな形でアスリートのためにもやってあげたいなと思います。でないと、ただ単なる中止になってしまうと、これは本当にこれまでアスリートのみならず開催に努力してきた人の、もう全部努力が水の泡になるんでね。だからもっと早くにやっぱり、主催者がもっと旗を振るべきやったんかなと思いますね、東京都が。 司会:ほかにご質問ございませんでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。 テレビ大阪:続いて政務の質問に移ります。質問のある方はお願いいたします。
与党幹事長の発言は大会継続に影響するか
共同通信:共同通信の【ヤマモト 00:53:49】です。今ほど出たオリンピックの話の続きなんですけれども、今の市長のご発言を伺っていますと、こういう形になってしまうことも想定して主催者側がもっと早く旗を振るべきだったんじゃないかということですけれども、今のお考えとしては与党幹事長から中止も選択肢というような発言が出てしまったことがやはり大会継続できるかどうかに非常に強く影響するというようなお考えなんでしょうか。 松井:いや、これは最終的にはIOCと東京都の問題。東京都は主催者ですから。東京都が招致したわけだから。でも与党幹事長の影響力っていうのはとてつもなく大きいよね。でも二階さんがそれを言うっていうのは小池さんと相談の上じゃないの? だってすごく人間関係、濃密なんだから。違う? だから上手に二階さんと話はした上でそういうことを二階さんがやっぱり表出ししてるのかなというふうには思いますけどね。どうなの? 皆さん。だってあの2人はすごく、東京、自民党東京都連がやっぱりどう考えても小池都知事と戦うと言ったのも二階さんの鶴の一声で小池さんに決まったわけだから。すごくそんなの、もう絶えずやりとりしていると思いますよ。 共同通信:あと1点、松井市長ご自身のお考えを伺いたいんですけども、今、本当に2024年パリと入れ替えという形での、入れ替えるというか、4年間の延期をずっと言い続けてきたとおっしゃってますけれども、大阪を中心にこの感染の拡大の状況がこのような状況に至って、実際に大阪府、大阪市のほうでも緊急事態宣言の発令要請を検討しておられる中で、そういった感染状況でもやはりなんらかの形で無観客であっても五輪は開催できる、すべきというふうにお考えなんでしょうか。