大阪市・松井市長が定例会見4月15日(全文1)まん延防止措置の効果見極めが必要
大阪市の松井一郎市長は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・松井市長「医療で隣県との広域連携は検討しているが、簡単ではない」(2021年4月15日)」に対応しております。 【動画】大阪・松井市長「医療で隣県との広域連携は検討しているが、簡単ではない」(2021年4月15日) ◇ ◇
事業者はテレワークやローテーション勤務などの取り組みを
司会:それでは市長定例会見を開始します。市長、よろしくお願いします。 松井:まず新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴うお願いであります。昨日、大阪府において新型コロナウイルス対策本部会議が開催され、重症者の発生を可能な限り抑制するために、飲食時の感染対策、高齢者施設の検査など、感染拡大防止策の強化、ワクチン接種の着実な推進、医療体制、医療供給体制の確保といった感染拡大防止対策が示されました。 現在、医療提供体制が危機的な状況であります。医療機関への通院、生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、野外での運動や散歩など、生活や健康維持のために必要な場合以外での不要不急の外出・移動の自粛を昼夜問わずお願いいたします。また、職場への出勤が必要な場合でも事業主の皆さんには出勤者の7割削減に向け、テレワークやローテーションの勤務などの取り組みをお願いいたします。 本日からは、まん延防止等重点措置区域である市内の繁華街において、大阪府や府警と共に外出自粛への協力の呼び掛けを行います。また、学校運営につきましては感染拡大により不安を感じて登校できない児童、生徒について令和2年度中に整備をした1人1台の端末を活用して、授業の様子を家庭に配信する等の方法で学びの保障をしてまいります。
部活動については原則中止
部活動については原則中止することといたしますが、府に準じて学校が必要であると判断した場合は活動時間の短縮など、感染防止策を徹底した上で実施をします。新中学1年生は新しい中学校生活に触れて間もないこともあり、いわゆる中1ギャップへの配慮も必要です。この中止の期間を部活動の説明やオリエンテーションの時間として、中学1年生がじっくりと部活動を選択できる機会に活用してもらえればと考えております。5月16日までの実施予定の修学旅行や校外活動などについては延期もしくは中止といたします。 感染が拡大しご不便をお掛けする事態となっていますが、感染者や濃厚接触者や診療に携わった医療機関、医師の関係者などの医療関係者の方々に対する誤解や偏見に基づく差別は絶対にやめてください。引き続き3密を徹底的に避けるとともに、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手・指の衛生などの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。 次にプラスチックごみ削減に関する取り組みの紹介の動画についてです。大阪市は大阪府と共に大阪発、大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの推進をするために、経済、社会、環境、それぞれの視点での取り組みを内閣府に提案し、昨年7月に自治体SDGsモデル事業に選定されました。その中でモデル事業をはじめとするSDGsの取り組みに関する情報発信と国際協力の推進、事業の柱の1つとしています。 取り組みの一環として令和3年3月24日に海洋プラスチックごみ問題をテーマとした日露地域交流環境会議「きれいな海」にウェブで参加をし、私からのメッセージと共に、国際社会に大阪市の取り組みを紹介いたしました。 さらに今回、プラスチックごみ削減に関する取り組みを効果的に海外に発信するために、全編英語の動画を作成いたしました。海洋プラスチックごみを巡る世界の現状を危惧する人々のメッセージや、日本企業の技術の紹介のほか、大阪府知事と共に世界中の方に対してプラスチックごみ削減に取り組んでもらうためのメッセージを盛り込み、さまざまな機会に活用いただけるように、3つのバージョンを用意いたしました。動画については本日から環境局のYouTubeチャンネルでも視聴可能となっていますので、ぜひご覧ください。 今後も国際会議の場などを活用し、大阪、関西企業等の持つ先進的な環境技術を発信することで、G20大阪サミットの象徴的レガシーでもある大阪ブルー・オーシャン・ビジョンを先導してまいります。僕からは以上になります。