安倍首相が会見 辞意を表明(全文3完)政権を私物化したつもりはない
どれくらいの時間軸を考えているのか
ロイター:ロイター通信の竹中です。後任の総裁については党の執行部の方にお任せになっているということ、先ほどお伺いしたことを、あらためてその上でのお話なんですが、空白はつくれない、総理のご体調のこともあるということで、時間軸を考えた場合にいつまでもということはないと思うんですが、残余の時間とおっしゃいましたが、これは総理としてはどれくらいの時間軸をお考えになっている、あるいは希望してらっしゃる、お望みになっていらっしゃるんでしょうか。 安倍:次の総裁が決まるまで、どれぐらい掛かるかということなんですが、執行部のほうでは案を今、具体的に考えておられるというふうに先ほど情報として入ったんですが、これは私の体調のほうは基本的にはその間は絶対大丈夫だと思っております。それほど長期ではないけれども、しっかりと選んでいただける、政策論争ができる時間は取られるんだろうと。今、私が具体的なことは申し上げることは控えたほうがいいと思っています。 司会:あと、それじゃあ数問になりますので、はい、じゃあ神保さん。
メディアと政治の関係をどう考えているのか
ビデオニュース・ドットコム:ありがとうございます。ビデオニュースの神保といいます。総理、お疲れのところ申し訳ありません。総理の在任期間にぜひどうしても伺いたいと思っていたことですので、ちょっと立ち入ったことになりますが、総理、安倍政権はこれまでの政権に比べて非常に徹底したメディア対策というものがなされた政権だというふうに思っております。例えば個別のメディアに出演され、今まで輪番で出ていたものを個別のメディアに一本釣りのような形で出演されるとか、あるいは質問を事前に取りまとめて、それを出した社にしか記者会見に質問を当てないとか、かなり徹底したメディア対策というのをされた。 それ自体が悪いと言っているわけではないんですが、それは総理ご自身の指示によるものだったんでしょうか。それともワーキングレベルで行われたものが総理は知らずにやってたものなのか。あるいは総理が仮に知らなかったとしたら、総理は記者会見で質疑の場面なのになぜか質問と答えが目の前のメモに書いてあるという状況をご覧になって、何か違和感を覚えられなかったのか。また、そのような関係がメディアと政治という関係において、民主主義において総理はどのようにお考えになっているのか。そこのお考えをお聞かせください。お願いします。 安倍:まず安倍政権が、例えば幹事社から質問を受けるというのが、安倍政権の特徴ではなくて、ずっと、おそらく前の政権もずっと、それは同じだったと思います。安倍政権の特徴ではないということは、まずはっきりと。 ビデオニュース・ドットコム:【*******質問の 00:56:40】。 司会:すいません、総理のお答えを最後まで聞いていただいて。 安倍:それは幹事社からの質問については、最初に受けるということは、これは今までの各政権が皆そうだったんだろうと思います。で、また、当然、正確性を、総理大臣の発言ですから、これは正確な答弁をしなければいけないわけでありまして、どういう質問が出るかということは想定で作っているということでありまして、これは必ずしもあらかじめ、今日だって全部、私、こうやってお答えをさせていただいておりますが、それぞれ前もっていただいた質問ではないわけでございまして。 それと、メディアにそれぞれどうやって出演するかどうかっていうことについては、それはその時々の政権が判断するんだろうと思います。いいか悪いかっていうのはまたそれはそれぞれの判断だろうと思いますし。 司会:それではあと2問ほどで結ばせてもらいます。どうぞ。