小池都知事「事実であれば非常に残念」 安倍首相辞任報道受け
東京都の小池百合子都知事は28日、定例記者会見で、安倍晋三首相が辞任の意向を固めたことについて受け止めを問われ「事実であれば非常に残念なこと」と述べた。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2020年8月28日) 小池知事は、安倍首相が連続在任期間で歴代最長となる長期政権を築いたことに触れ「日本の大臣はしょっちゅう変わる。その度に自己紹介していると、どこかの国と連携して世界を動かすとか、人と人の関係(が深まらない中)でなかなかし辛い所がある」と指摘。 「G7など(の場で)安倍総理はまさに世界の中のさまざまな連携を進めてこられたというのは大変大きな成果ではないか。世界はさまざまな要因で大きく激動している中で、安倍総理と言う世界的に知られているリーダーの去就がきょう話題になっている」とも語った。 また、小池知事は「コロナウイルス対策、オリンピック・パラリンピックなど国と連携を図りながら取り組みを進めていかなければならないテーマが多々ある。今後どのような形になるのか。いまの報道の中身なども確認しながら、国との連携をしっかりとることは変わりなく進めていきたい」と話した。
小池知事は第一次安倍政権(2006~07)で首相補佐官(国家安全保障担当)、防衛相を歴任した。