塩野義コロナ飲み薬「迅速かつ適正に審議を」大阪・吉村知事会見6月23日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は23日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月23日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月23日) ◇ ◇
梅毒の報告件数が前年比で2倍に
司会:知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに知事よりご説明がございます。よろしくお願いいたします。 吉村:今日は1点のみです。梅毒の感染状況と早期の発見、治療についてです。梅毒の報告件数が今年、過去最悪のペースになっています。対前年同期で見ますと2倍になっています。これは大阪だけというわけではなくて、大都市部で、中心部では起こっている状態だというふうにも聞いてます。当然、大阪は第2の経済大都市でもあります。大阪においても同様にこの梅毒が前年同期で、約2倍で推移していると、非常に多いという状況ですので、その注意喚起等についてです。とりわけ女性の10代後半から20代前半の増加が顕著です。このままのペースで増加しますと過去最大になります。ですので府民の皆さんに注意喚起をさせていただきます。 年齢別に見ますと、これがそれですけれども、年齢別に見ますと、まずこのペースですね。今現在で6月上旬ペースですけども、2022年、もう昨年度に近い数字になってきてます。あと半年ありますから、これが乗っかれば過去、2018年の数を上回る、報告数を上回るという状況になるペースで増えているというのが現状です。これは四半期ごとですけれども、2021年の第1四半期と2022年の第1四半期を見ましても、もう倍以上になっています。
主に性的接触が感染経路
これが2021年から徐々に増えてきている、四半期ごとに見ると増えてきてますけど、このままさらに増えていけば今年については梅毒の報告数が、過去最悪のペースになる可能性が非常に高いということです。 年齢別の報告者の割合ですけれども、とりわけ女性においては20代が非常に多いです。10代後半から20代前半にかけて非常に多い、増加が顕著です。男性については20代、30代、40代で増加してるということです。原因ですけれども、異性間の性的接触、これによる感染が約7割です。感染部位と粘膜、皮膚の接触による感染が約7割になってます。感染経路についてですが、これは主に性的接触が感染経路になります。口周辺に皮膚症状があると、キスでも感染をするということがありますので注意をお願いします。 予防方法ですけれども、コンドームで一定の予防効果はありますが、ただ、HIVと比べて、それでも感染力が強いといわれてますので注意が必要です。ぜひ症状がある方はすぐ検査を受けていただきたいと思っています。検査を受ける方法ですけれども、これは血液検査で感染の有無が分かります。保健所で検査をやっていますし、それからchotCASTというところ、これは東心斎橋にあるところなんですけれども、ここは平日の夜間、そしてまた土日昼間に無料で検査等を実施する施設もございます。もちろん保健所でも無料で検査ですけれども。このchotCASTという東心斎橋にある、平日の夜であったり土日の昼間に受けれるところがあります。そういったところ、保健所やchotCASTで、無料で匿名で検査も受けることができますので、ぜひ症状のある方は早めに検査をお願いしたいと思います。非常に梅毒が広がっているということを知っていただきたいと思います。 症状が出ましたら、すぐに医療機関を受診お願いします。皮膚科、泌尿器科、産婦人科等で受診をお願いします。症状の、どういった症状が出るかということなんですけども、これは感染後の経過によって症状が異なります。まず感染初期については、感染部位にしこりであったり潰瘍であったり、股の付け根辺りのリンパ節が腫れるというのが初期です。3カ月以上経過しますと手のひらとか足の裏とか、体全体に赤い発疹が出ます。バラ疹と呼ばれるものが出ます。これがその写真ですけども、バラ疹、こういった体全体に赤い発疹が出てくると。これは典型的な症状になります。そしてそこから治療もせずに放置していきますと、数年経過して皮膚とか筋肉とか骨などにゴムのような腫瘍ができたり、あるいは脳神経や臓器などに重大な障害が生じることもあります。