東京のコロナ感染「急速な感染拡大の危惧」減少傾向から反転
●重症患者数「23人」
東京都では重症者の定義を、「人工呼吸器または人工肺装置(ECMO=エクモ)を使用している患者」としている。今週(9月16日時点)は23人と先週より1人減少し、ほぼ横ばいだった。 年代別の内訳は、60代以下が重症患者の78.3%を占めたが、「30代に1人、40代に2人というところは記銘すべき点」だと指摘した。 今週の死亡者数は12人で、80代以上が6人だった。先々週の11人、先週の9人とほぼ同数で推移している。 重症患者と死亡者は50代以上が多数を占めているとし、「これらの増加を防ぐためには、引き続き家族間、職場及び医療・介護施設内における感染防止対策の徹底が必要である」と訴えた。
シルバーウイークに向け注意呼びかけ
こうした専門家による分析を受け、小池知事は依然として高い割合を保つ「家庭内での感染」防止のために、帰宅後の手洗い、日用品の別々での使用などの対策徹底を求めた。今週末のシルバーウイークに向けては「少しでも体調の優れない人はぜひ外出をお控えいただきたい。外出の際にはご自身の感染防止対策に万全を期していただく。お出かけ先の対策にも協力いただきたい」と呼びかけた。