小池都知事が定例会見4月16日(全文2)人流を抑えるということ
東京に来ないでと呼び掛けた理由は
朝日新聞:朝日新聞の【ウメザワ 00:38:41】です。知事が昨日来お話しされている勤務も含めて可能な限り東京には来ないでくださいっていう、このメッセージについて伺いたいと思います。 趣旨としては今日も午前中からもお話しされていましたけれども、できるだけテレワークをしてほしいということだっていうふうに理解していますが、今、現に変異ウイルスの影響で感染者が急増しているというのは東京都内の話であって、むしろ東京都の中に住んでいる人たちに対して、都の外に行かないでくださいっていうふうに呼び掛けるのもまた1つ、感染拡大を防ぐための。 小池:いや、それも言っています。大都市圏の往来はやめてくださいということを申し上げていますが。 朝日新聞:今回、きのうからそうなんですけれども、特に東京都の都境、ここに線を引いて、その都の外に住んでいる人たちに対して、来ないでっていうふうに呼び掛けをされた理由っていうのはどういうお考えからなんでしょうか。 小池:それはもう毎日300万人が通勤、通学しているという現実があるわけです。神奈川にお住まいの方、埼玉にお住まいの方、千葉にお住まいの方。それぞれ事業所や学びの場が東京であったりするケースは非常に多いという皆さん周知の事実があるわけですから、そこをどうやって抑えていくかっていうのは近隣県と連携しながら進めていく必要がある。人流を抑えるということですから、そのように都内への流入、そして大都市圏への往来を避けるという意味で、まさしく人流の抑制ということであります。緊急事態宣言の際には、これまで出されてきたときについては、それら往来なども控えていただいてきております。 今、重点措置期間の中で、それらのことを、エッセンシャルワーカー以外の方は控えてくださいというお願いをしていると。それはすなわち、感染の拡大というのはウイルスが人から人へということで、飛沫、これをもって広がるという、これまでの知見などもございますので、そういった意味で、人流を抑えるという、そこにポイントを当てたものであります。 朝日新聞:すると、今夜予定されている1都3県の知事での会議の場でも、各県知事から、自県の県民に対して東京に行かないでほしいということは共通してお伝えしていただきたい、そういうふうにお考えでしょうか。 小池:人流を抑制しましょうという点で共通しております。 朝日新聞:分かりました、ありがとうございました。