宇宙飛行士・野口聡一さんが帰国会見(全文3完)オールJAXA、オールジャパンの勝利
国際宇宙ステーション(ISS)での約半年の滞在を終え、5月に地球に帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士・野口聡一さんは9日午後、都内で記者会見を行った。 【動画】宇宙飛行士・野口聡一さんが帰国会見 5月にISSから帰還(2021年7月9日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「宇宙飛行士・野口聡一さんが帰国会見 5月にISSから帰還(2021年7月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
次世代の宇宙飛行士の選抜でどんな役割を果たしたいか
産経新聞:産経新聞の【ウネ 00:45:05】といいます。 野口:よろしくお願いします。 産経新聞:よろしくお願いします。今年の秋、もう間もなくなんですけれども、次世代の宇宙飛行士の選抜が本格的に始まりますが、現役宇宙飛行士として直近宇宙に行かれていた野口さんとして、どういうふうに役割を果たしていきたいと思われるか。具体的な案があれば教えてください。 野口:ありがとうございます。そうですね、今お話あったとおり、もうすぐ新しい時代の日本人宇宙飛行士の選抜が始まると聞いています。私自身はまだ今、日本に帰ってきたところなのであまり詳細のことは分かりませんけれども、できるだけ広い人材が集まるようにいろいろ考慮しているとこと聞いています。ですので、どういう方が選ばれるにしろ、今後10年、20年、私も選ばれて25年ぐらいたっていますので、四半世紀ぐらいは活躍してもらえるようにわれわれの経験っていうのを一生懸命伝えていきたいなと。なんて言うんですかね、われわれの想像を超えるような人材が集まることを期待しています。
今回は15年ぶりの船外活動
司会:ありがとうございます。次はいかがでしょうか。2巡目、3巡目の方でもどうぞ。野口さん、今日はYouTubeでも皆さんご覧いただいているようなんですけども。 野口:YouTubeはどういうような感じなんですか。ああ、そうなんだ。 司会:はい。ちょっと、YouTubeの方用にちょっとスライドをもしよかったら少し、ぱぱぱっと見せていただけるとありがたいな。 野口:あ、スライドを見たいと。ああ、YouTubeの皆さん、スライド、そうですよね。スライド見たいということ。これが3枚目ですね、4枚目はこれですね。新型宇宙船。船外活動さっきありましたね。ですから今回は15年ぶりに船外活動をやったということで、これが1個目のギネス記録になりました。健康長寿、創薬、人材育成、SDGs、全部大事ですね。大事なことですね。 これは3次元の立体培養、iPS。iPSもやっぱり宇宙空間の無重力だからこそ立体的に細胞が培養できるんじゃないかと、日本の先生のご提案で。われわれは、私がやっているのはそれを宇宙空間でローターをゆっくり回して遠心力だけをうまく使って、中心にサンプルが集まるようにと。それをビデオでいかにきれいに撮るかっていう、ごくごく限られた分野の作業でしたけども、やはりそういうところに一緒に関われたのは良かったなと思っています。 あとはなんですか、そうですね。あと星出さん。星出さんね。たすきリレーということで、滞在ももう半分ぐらい過ぎているのかな。10月ぐらいまで星出さんも上にいますので、ぜひYouTube、YouTubeご覧の皆さん、星出さんはYouTubeやってないけど、僕のYouTubeを見て星出さんの活躍もぜひ応援してください。ありがとうございます。こんな感じでよろしいですか。良かったです。 司会:ありがとうございました。では、じゃあ質問続けたいと思います。どうぞ。お願いします。 野口:2回目。大丈夫です。今度はちょっと易しめな質問でいきますか。