【中継録画】「クルードラゴン」がISSにドッキング 野口さんら宇宙飛行士4人が入室
JAXAの宇宙飛行士・野口聡一さんを乗せた米宇宙企業スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」運用初号機は、17日午後1時ごろ(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。 【動画】「クルードラゴン」がISSにドッキング 野口さんら宇宙飛行士4人が入室
ISSとクルードラゴンの気圧調整を行った後、同3時過ぎにハッチが開き、野口さんら4人の宇宙飛行士がISSに入室した。3度目の宇宙挑戦となった野口さんはISSに約半年間滞在し、宇宙環境を利用した生命科学などに関する実験やいくつものミッションを行う。
クルードラゴンは16日午前9時27分(日本時間)に米国航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターからスペースX開発の「ファルコン9」ロケットで打ち上げられた。その後、ロケットから分離されて所定軌道に入り、ISSに向かっていた。 野口さんは2021年春までISSに滞在した後、クルードラゴンで地球に帰還。大西洋上のフロリダ半島沖に着水する予定だ。
NASAの商業乗員輸送プログラムの下でスペースXが開発したクルードラゴンは、同社のドラゴン補給船をベースにISSとのドッキング機構や生命維持システムなど有人機に必要な機能を加えた。直径4メートル、全長8.1メートルで7人まで搭乗可能。今回のミッションには野口さんを含む計4人のクルーが乗り込んでいる。 ※ISS到着の模様をYouTubeのTHE PAGEチャンネルでライブ配信します(映像提供:JAXA)