大阪府・吉村知事が定例会見6月3日(全文4完)解答も正解もない中での対応
大阪府の吉村洋文知事は3日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「無観客ライブの事業支援を考えている」(2020年6月3日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「無観客ライブの事業支援を考えている」 ◇ ◇
レッドステージ1から2へ移行する条件は
毎日放送:ありがとうございます。あと1点だけ、今回東京で東京アラートが発動して、出ましたけれども、大阪でも再度休業要請をかけるための入り口の指標を作ってやっているわけですけども、レッドステージ1、レッドステージ2と出ているとは思うんですけども、あらためてこのレッドステージ1からレッドステージ2というのはどれくらいの指標が出れば、実際に動くというふうに認識なんでしょうか。 吉村:「大阪モデル」自身をこれまで約1カ月弱運用してきました。現実の数値というのも出てきています。現実の運用を踏まえた上で、この「大阪モデル」自体のバージョンアップというか、よりその数値を設定した趣旨に合うものに改善はしていきたいなというふうには思っています。趣旨としてはわれわれはウイルスゼロを目指さないし感染ゼロは目指しませんので、要は感染の急激な爆発拡大を抑えていく。そして医療崩壊を防いでいくと。医療崩壊を防ぐ範囲内で社会経済活動を動かしていくと。そのための見える化をしようというのが「大阪モデル」なので、それがいわゆる背景にある思想です。考え方です。 それをより正確に反映できるような数値、大きく変更することはないと思いますが、非常に考えられた基準で、考え方なので、ただやはり微修正はしていく必要があると思っていますから、そこも専門家会議を開いて、それも議題にしたいなというふうに思います。 司会:次のご質問をお願いします。
抗体検査の結果をどう生かしていきたいか
読売テレビ:読売テレビ、【サトウ 01:07:15】です。今日から抗体検査が始まりましたが、あらためて受け止めと、結果をどう生かしていきたいのかということも併せてお願いいたします。 吉村:今日から抗体検査、大阪での大規模な抗体検査が始まりました。3000人規模の抗体検査を実施いたします。この抗体検査については、国の「1万人抗体検査」の枠組みの中で進めていますので、大阪、東京、それから宮城でやっています。試薬につきましても3つの試薬を使って、その精度というのも検証する。3つの試薬というのは全部3都府県とも同じ試薬を使うわけですけど、そういったことをやって、この精度も高めながら、そして府民の皆さんのご協力も得ながら、大阪府域においてどのぐらい無症状の感染を含めて感染が広がっていたのだろうか、あるいは広がってなかったのだろうかということを、まず客観的事実を明らかにしていきたいと思います。 抗体を持っている人が一定数もしいるとなれば、これは無症状で感染が広がってるということを意味しますから、そういった意味では致死率についても実は今いわれているほど高くないんじゃないかという判断もあり得ると思いますし、今後の対策というのも変わってくるだろうというふうには思っています。 一方で、それがほとんど抗体がないということであれば、急激な感染拡大が広がる可能性は十分あるということだと思いますし、やはり大阪府としての対応も変わってくるということになると思います。ただ、ここでもやっぱりファクターXの問題が出てきて、実は交差免疫があるんじゃないかというような意見もありますし、ちょっとなかなか見えにくいところではあるんですけども、まずは客観的な事実として大阪府全域でどのぐらいの抗体が持たれているのかどうか、そこを把握していきたいと思います。 その結果においては、大阪府でまた継続的に大規模抗体検査というのを国と協力してやるパターンもありますし、大阪府独自でやることも少し考えたいなというふうには思いますが、まずその結果を待って、専門家にも分析してもらおうというふうに思っています。6月下旬には結果も公表、本人にも通知しますし、結果も公表します。 司会:では次のご質問をお願いします。