大阪府とライブハウスが「無観客ライブ」配信へ 矢井田瞳やKANA-BOONら協力
大阪府とライブハウスが「無観客ライブ」配信へ 矢井田瞳やKANA-BOONら協力
大阪府の吉村洋文知事は3日午後、大阪府庁で会見を開き、府が行っている新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休館に協力していた劇場やライブハウスなどの施設を対象に、文化の発信拠点として社会的な役割を継続できるよう、無観客ライブなどの配信事業立ち上げ支援事業「大阪府文化芸術活動(無観客ライブ配信)支援事業」を広く周知するため、BURNOUT SYNDROMES、矢井田瞳、KANA-BOONといった大阪のライブハウスから巣立ったアーティストが協力し、7日に無観客による無料のプロモーションライブを配信すると発表した。 【中継録画】大阪府・吉村知事「無観客ライブの事業支援を考えている」(2020年6月3日)
「文化発信拠点」として社会的役割を継続できるよう支援
この支援は、劇場やライブハウスが、いわゆる「3密(密集、密室、密接)」になりやすい特徴があるため、新型コロナ感染拡大防止のため休館を余儀なくされたり、府内ではクラスターが発生したライブハウスもあるなど、運営に多大な影響があった。 それを受け、これらの施設が今後も「文化発信拠点」として社会的役割を継続できるよう、施設の運営事業者が無観客ライブなどの配信事業を新たに立ち上げるための経費を補助する支援が決まった。 一施設当たり上限70万円の補助が行われ、吉村知事によると、現在のところ交付決定は18件にのぼっているという。
大阪出身のSYNDROMES、矢井田瞳、KANA-BOONらが協力
そこで、この支援事業がどういうものかを周知していこうと、大阪府内のライブハウスから巣立ったBURNOUT SYNDROMES、矢井田瞳、KANA-BOONらアーティストが立ち上がり「大阪府文化芸術活動(無観客ライブ配信)支援事業プロモーションライブ」を実施することが決まった。 これは、こうした取り組みを周知するとともに、多くの府民に自宅に居ながらにして文化芸術を楽しんでもらおうと映像を提供。感染拡大防止のため無観客によるプロモーションライブという形で実施する。 また、このプロモーションライブは、かつてクラスターが発生し、感染拡大防止のため施設名公表に協力した、3つのライブハウスが共同で実施するという。