大阪市・松井市長が定例会見10月7日(全文4)今が本当に特殊な状況
MGMの財務状況は調査しているのか
大阪日日新聞:MGMもトップが交代されたと思うんですけれども、また投資に見合うリターンが必要だっていうような発言もあったと思います。となると、府市の側でMGMの財務状況ですとか、意向は手を下ろしてないってことだと思うんですけど、その辺りを調査されたりとかっていうことはあるんでしょうか。 松井:それはMGMの担当者と、今、オンラインでさまざまな協議、要は今の経営状況とかも含めていろいろ話し合いをしてます。ただ、MGMとして大阪に興味がないとか、そういう話ではありません。ただもうこれだけ人が動かないわけですから、日本でも一緒ですよ。観光地みんな、もう閑古鳥が飛んでいたのが、ついこの間まで、今、Go To キャンペーンで少しは回復してるけど、やはり前年対比で見るとまだまだ100を超えてない、こう思っていますから。 だから、それは世界でも同じ状況なので、そういう中でこれからウィズコロナの、コロナというウイルスがなくならない中でも、そういうバカンス、レクリエーション、そういうことが楽しめる、そういう社会にしていかないかんし、なったときにはIR事業者というのは、今、非常に厳しい経営状態から復活すると、僕はそう思っています。だってもう、文化だとかああいうエンターテインメントっていうのは、世の中からなくなりません。 大阪日日新聞:投資に見合うリターンという意味では例えば地下鉄延伸部分、200億ぐらいやったと思いますけれども、そこをもう少し、まけるって言ったらあれですけれども、下げたりっていう交渉もありうるということですか。 松井:そこは今、条件になっていますから。ただ、投資に見合うというのは今1兆円の投資の中だよね。だからさっきから言っているように、やはりコロナという事情が入ったんだから、1兆円の投資をわれわれはもう本当に、もともと万博のときにはフルセットでオープンしてくれっていう話してたけど、これはやっぱりコロナのというものが実際経済を、今、非常に苦しい状況に追い込む事案が発生しているわけだから、それはやっぱり工程的に、日程的には少しスパンを長くしなければならないかなと思います。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:ほかございますでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。