見解企業側の真剣さが問われている。日頃の上司と部下とのコミュニケーションならうっかり不適切な質問をしてしまうこともあるだろう。しかし短い時間の採用面接なのだから事前準備さえしっかりすればいい。採用力を強化しようと正しい教育を実施している企業であれば、面接官が場当たり的な質問をするはずがないのだから。 求職者は「現代に合った採用面接がされるかどうか」を見抜くうえでも、面接官の言動に注視すべきだ。ひと昔前ならともかく、これだけ高度情報化時代になったのだから大企業も中小企業も公平に「事前対策」ができる。 本当にいい人財を採用したいと思うのなら、企業はそれぐらいの対策は惜しむべきではない。なぜなら決まった質問を投げかけるのにスキルなど要らないからだ。日頃から採用環境の変化に対してどれぐらい研究しているかどうかが問われている。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。