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目標を「絶対達成」できる人だけが知っている基本原則 〜目標設定の注意点〜

横山信弘経営コラムニスト
目標設定さえ分かっていれば漂流しない(写真:アフロ)

「こんな目標、絶対に達成できない」

「目標を立てたのはいいけど、どう達成したらいいか分からない」

このような声をよく耳にする。

目標達成するうえで最も大切なのは、目標の「立て方」だ。筆者は20年以上、企業の現場で「絶対達成」のコンサルティングを行ってきた。そしていつも思うのだ。多くの人が目標設定の基本ルールを知らないまま、闇雲に目標を立てているということを。

そこで今回は「目標達成のプロフェッショナル」として培った経験をもとに、目標設定するうえでの基本原則、注意点について解説する。

目標の立て方を変えるだけで達成率は驚くほど上がる。企業経営者、組織マネジャーはもちろんのこと、目標達成で悩んでいるすべてのビジネスパーソンに読んでもらいたい。

<目次>

■目標より大事なのは「指標」?

■指標とマイルストーンの違いとは?

■定性目標と定量目標の違いは?

■目標を設定してはいけないケース

■つらい目標3つの特徴とは?

■イメージできる目標とは?

■キリがない目標の特徴

■人によって変わる目標とは?

■センスが求められる目標(スピードとタイミング)

■増やすより減らすほうが難しい理由

■「比率」の目標は落とし穴がある

■同時に複数の目標を立てるべきではない

■否定形の目標はNG!

■まとめ

■目標より大事なのは「指標」?

目標達成には、その過程を測る指標(KPI)が重要だ。ただ、指標も一つの「目標」とも言える。公認会計士の資格を取得するために、

「3年で3000時間勉強する」

と立てたものは勉強時間の目標であり、資格合格という目標を達成させるための指標とも言える。

「3ヵ月で5キロ痩せる」という目標であれば、

「1週間に1回は5キロ走る」

「毎日腹筋を30回する」

「朝食で糖質は抜く」

「ビールは週末だけ350mlだけにする」

これらも指標である。目標を達成させるための具体的な行動に、数値的な目標を立てるのだ。この指標は「SMARTの法則」に沿って設定すればいい。

<参考記事>

「目標は立てないほうがうまくいく?」残念な上司が見逃している重大な事実 ~目標設定5つの原則~

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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