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曽和利光

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人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

報告

見解採用面接で差別的な評価は言語道断ですが、会話の背景を考えずに「この質問はダメ」というのは行き過ぎというか過敏な気もします。 例えば、出版社で編集者を採用する際も好きな本について聞いていけないのか。例えば、キャリアの志向を聞くことは、会社や仕事とのフィットを検討する上で重要な情報ですが、「人生観」の一部なのでルールを杓子定規に適応すればNGです。 本当は、文脈も踏まえた上で、「仕事や職場とのフィットを考える上で無関係」な質問はしてはいけないということでよいのではないかと思います。 ただ、悪法も法なり、で、各都道府県が出している「採用と人権」などにも、明確にこれらの質問はNGと書いてあるので、今の時点ではダメなものはダメなのですが。 ちなみに、これより、ファクトから類推して評価する面接をせず、主観的な思いだけを聞いて評価する面接ばかりということの方が本当は問題だと思います。

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    千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

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コメンテータープロフィール

曽和利光

人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。

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