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佐藤丙午

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拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

報告

見解各種調査を見ていても、トランプ側は300を超える勢い(過半数が270)で、ハリス氏は250前後という分析が多いようだ。 ハリスの民主党候補としての指名以降、世論調査ではトランプを圧倒していた。その後の候補者討論における、相互の「批判合戦」で高評価を受け、そのまま支持率が高いまま推移してきたが、選挙前に失速が顕著になってきた。 その理由としては、バイデンとの距離の取り方に失敗(現職としての責任を負わされるのを避けようとした)、トランプ陣営のパフォーマンスの高評価、ハリスのWord Saladと揶揄されるような言葉の使い方、など様々な要因が考えられる。 ただ、最終盤になって、これまで拒否してきた対面インタビューに応じたが、そこでの受け答えの内容が悲惨で、質問に対して、政策内容を含め明確に答えることができなかった。そこから大統領としての能力不足が指摘され、急失速が始まったように感じる。

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    成蹊大学法学部政治学科教授

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    ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

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コメンテータープロフィール

佐藤丙午

拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

岡山県出身。一橋大学大学院修了(博士・法学)。防衛庁防衛研究所主任研究官(アメリカ研究担当)より拓殖大学海外事情研究所教授。専門は、国際関係論、安全保障、アメリカ政治、日米関係、軍備管理軍縮、防衛産業、安全保障貿易管理等。経済産業省産業構造審議会貿易経済協力分科会安全保障貿易管理小委員会委員、外務省核不拡散・核軍縮に関する有識者懇談会委員、防衛省防衛装備・技術移転に係る諸課題に関する検討会委員、日本原子力研究開発機構核不拡散科学技術フォーラム委員等を経験する。特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の自律型致死兵器システム(LAWS)国連専門家会合パネルに日本代表団として参加。

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