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佐藤丙午

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拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

報告

補足ハリス副大統領の失望は、開票が続く中、本来予定されていたワシントンDCのハワード大学で開票見守りパーティーへの参加をキャンセルしたことにも表れている。非常に衝撃が大きかったと伝えられる。 通常選挙では、敗戦側が敗北を認める「コンセッション・スピーチ」を行ったのち、勝者側が勝利宣言を行う。2024年の大統領選挙では、ハリス副大統領がハワード大学での演説を拒否し、翌日(米国時間で水曜日の午後予定されている)行うことになり、その前にトランプ氏が勝利宣言を行うことになった。それだけハリス副大統領は勝利を確信していたということなのだろう。 7日にはバイデン大統領がトランプ氏に勝利の祝福を伝えることが予定され、大統領就任式にも前任者として参加することになったと報じられている。このような、「平常」の大統領交代が行われることは、4年前の混乱を考えると、素直に歓迎したいと思う。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

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  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

佐藤丙午

拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

岡山県出身。一橋大学大学院修了(博士・法学)。防衛庁防衛研究所主任研究官(アメリカ研究担当)より拓殖大学海外事情研究所教授。専門は、国際関係論、安全保障、アメリカ政治、日米関係、軍備管理軍縮、防衛産業、安全保障貿易管理等。経済産業省産業構造審議会貿易経済協力分科会安全保障貿易管理小委員会委員、外務省核不拡散・核軍縮に関する有識者懇談会委員、防衛省防衛装備・技術移転に係る諸課題に関する検討会委員、日本原子力研究開発機構核不拡散科学技術フォーラム委員等を経験する。特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の自律型致死兵器システム(LAWS)国連専門家会合パネルに日本代表団として参加。

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