トランプ氏が大統領選で勝利 ハリス氏破る、「米国第一」再び
【ワシントン共同】5日投開票の米大統領選で、主要メディアは6日、共和党候補ドナルド・トランプ前大統領(78)が民主党候補カマラ・ハリス副大統領(60)を破り、勝利を確実にしたと報じた。共和党が政権を奪還した。トランプ氏は支持者を前に「第47代大統領に選ばれたことは栄誉だ。米国を再び偉大な国にする」と勝利宣言した。「米国第一」を再び推進し、同盟軽視の外交を展開するとみられ、日本にも米軍駐留経費の負担増などを求める可能性がある。 【写真】おどけるトランプ前大統領 トランプ氏勝利と保守系TV報道 激戦州相次ぎ制す、ハリス氏沈黙
来年1月20日に就任式に臨む。任期は4年。副大統領にはJ・D・バンス上院議員(40)が就任する。大統領の返り咲きは19世紀のクリーブランド以来132年ぶりで、史上2人目。 トランプ氏は私邸がある南部フロリダ州で6日未明、支持者を前に演説し「米国民の壮大な勝利だ」と訴えた。「国境を修復し、この国の全てを直す」と述べ、不法移民対策などに取り組むとした。 トランプ氏はロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援に消極的だ。イスラエル支持が鮮明で、緊迫する中東情勢にも影響を及ぼす。