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坂本昌彦

坂本昌彦認証済み

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佐久医療センター小児科医長 日本小児科学会指導医

報告

補足この遊びに絡む事故は今月に入ってからマケドニア、ルーマニア、イスラエルはじめ各国で報告されるようになり、日本でも報告されています。いくつかの医療機関でも手足の骨折や頭がい骨骨折、脳挫傷などの重いケガも報告されています。危ない遊びという認識がないため校庭などの固い地面の上で行われることも多く、勢いをつけて飛び込むため受け止めきれずに地面に激突したり空中でバランスを崩して重いケガになりやすいようです。SNSではこれまでもブラックアウトチャレンジ(失神チャレンジ)のように命に関わるチャレンジが流行することが時々ありました。大人から見れば無謀ですが、思春期は①若者ならではの衝動性②仲間からの承認欲求③行動から得られる利益(刺激など)④リスク認識が低いという4要素から無謀な行動を取りやすいとされています。こうした遊びの危険を十分に周知するためにも、具体的なケガの事例を共有していくことも大切です。

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コメンテータープロフィール

坂本昌彦

佐久医療センター小児科医長 日本小児科学会指導医

小児科専門医。2004年名古屋大学医学部卒業。現在佐久医療センター小児科医長。専門は小児救急と渡航医学。日本小児科学会広報委員、日本小児救急医学会代議員および広報委員。日本国際保健医療学会理事。現在日常診療の傍ら保護者の啓発と救急外来負担軽減を目的とした「教えて!ドクター」プロジェクト責任者を務める。同プロジェクトの無料アプリは約40万件ダウンロードされ、18年度キッズデザイン賞、グッドデザイン賞、21年「上手な医療のかかり方」大賞受賞。Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2022大賞受賞。

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