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坂本昌彦

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佐久医療センター小児科医長 日本小児科学会指導医

報告

補足とても辛い事故です。ご両親の悲しみを思うと言葉も出ません。今回のように、肉をのどに詰まらせる窒息事故は珍しいものではありません。過去6年間のデータで肉や魚をのどに詰まらせて死亡した子どもの事故は8件報告され、これは「ミルク」や「菓子類」に次いで3番目に多いカテゴリーです。かみ砕く力がまだ弱い乳幼児は固形物を丸呑みすることがあり、窒息リスクが高いです。こども家庭庁の資料では「パン、こんにゃく、キノコ類、ゆで卵、肉片は1㎝大に切る」ことが推奨されています。あらためて窒息しやすい食材と加工法を振り返る機会になればと思います。 いっぽうで、保育士さんが多くのお子さんを同時に食事介助する現場は過酷で、監視が十分に行き届かなくなります。保育現場の待遇が改善され、負担が軽減されることは事故予防につながる非常に大事な要素のひとつと考えます。

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  • 小崎恭弘

    大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

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コメンテータープロフィール

坂本昌彦

佐久医療センター小児科医長 日本小児科学会指導医

小児科専門医。2004年名古屋大学医学部卒業。現在佐久医療センター小児科医長。専門は小児救急と渡航医学。日本小児科学会広報委員、日本小児救急医学会代議員および広報委員。日本国際保健医療学会理事。現在日常診療の傍ら保護者の啓発と救急外来負担軽減を目的とした「教えて!ドクター」プロジェクト責任者を務める。同プロジェクトの無料アプリは約40万件ダウンロードされ、18年度キッズデザイン賞、グッドデザイン賞、21年「上手な医療のかかり方」大賞受賞。Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2022大賞受賞。

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  • 坂本昌彦

    佐久医療センター小児科医長 日本小児科学会指導医

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  • 坂本昌彦

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    補足とても悲しい事故で、男の子のご冥福を心からお祈りします。 今回の事故からも、表面がつるつる、球形のも…続きを読む

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