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報告

解説プーチン大統領の「謝罪」とはロシア管理空域で事故が起きたことを謝罪してるだけで、誤射による撃墜は認めておらず謝罪していません。なおアゼルバイジャン大統領府の発表文はロシア側よりも詳しい表現が書かれていました。墜落した旅客機は「胴体には多数の穴が開いていた」「乗客・乗員は空中にいる間に、外板を突き破って機内に侵入した異物によって負傷した」「生存している客室乗務員や乗客の証言から、外部からの物理工学的な衝撃の事実が裏付けられた」とアリエフ大統領は強調しています。それでもアゼルバイジャン側は旅客機がロシア軍の対空ミサイルで誤射されたとは明言していません。ほぼ言ったも同然の表現ですが肝心な言及を避けています。政治的な取引により対空ミサイルによる誤射とは明言を避けるようにロシア側から強要された可能性が高いとみられます。今後の事故調査の最終報告で正しい結論が報告されるかに注目が集まります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鶴岡路人

    慶應義塾大学総合政策学部准教授

    解説アゼルバイジャン機をロシアが撃墜してしまったとは言わずに、「悲劇がロシア領空で発生してしまった事実に…続きを読む

  • 今井佐緒里

    欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者

    見解なぜプーチン氏は、珍しい謝罪をしたのだろう。隣国カザフスタンとアゼルバイジャンとの外交関係を考えてが…続きを読む

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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