見解闇バイト問題は若者の安易な応募に焦点が当たりがちだが、重要なのは詳しい応募動機である。もちろん、シンプルに最低限の生活を割り込んでいる場合もあるが、借金そして依存症が関係している場合も少なくない。依存症は記事中のオンラインカジノを含むギャンブル、アルコール、薬物、オンラインゲームなど多岐に渡る。依存症は依存症者の「心の弱さ」の問題にされがちだが、彼らを責めても解決にはならない。依存症は経済的利益のために意図的に作られている「ビジネス」の側面にも注目が必要だ。酒や公営ギャンブルは頻繁に広告されており、オンラインのカジノやゲームはスマホの普及によりアクセスがかなり容易だ。また、SNSやゲームは脳科学などの専門家を雇い、依存させる設計にしており、パチスロもユーザーを飽きさせないために当たる確率が制御されている。これらのビジネスの規制が重要ではないか。
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コメンテータープロフィール
NPO法人「POSSE」代表。年間5000件以上の労働・生活相談に関わり、労働・福祉政策について研究・提言している。近著に『賃労働の系譜学 フォーディズムからデジタル封建制へ』(青土社)。その他に『ストライキ2.0』(集英社新書)、『ブラック企業』(文春新書)、『ブラックバイト』(岩波新書)、『生活保護』(ちくま新書)など多数。流行語大賞トップ10(「ブラック企業」)、大佛次郎論壇賞、日本労働社会学会奨励賞などを受賞。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門社会調査士。
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