【パーキンソン病になると現れる症状5選!】-その症状は"パーキンソン病"のサインかも?-
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おがちゃん先生です。
今回は…
『パーキンソン病になると現れる症状5選』
を解説していきます。
はじめに(脳について)
まずは「脳」についてです。
脳とは、頭の中(頭蓋腔)にあり、思考・行動・記憶・感情・運動・感覚などを司る臓器です。
筋肉が動いたり、呼吸をしたり、といった体全体をコントロールしているのは「脳」です。
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脳には、部位ごとにそれぞれ役割があります。
そのなかで、今回解説するパーキンソン病では「中脳」とよばれるところが関係しています。
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パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、中脳の一部(黒質)が変性して、「ドパミン」という物質が減ってしまうことで、さまざまな症状が現れる疾患です。
体を動かしくくなってしまうのが主な症状です。
【ドパミン】
神経伝達物質の1つ。運動・意欲・学習・喜びなどに関与している物質.
パーキンソン病が起こる原因は未だ不明ですが、中高年期以降(50〜70歳代)に好発します。
パーキンソン病になるとどうなる?
パーキンソン病では、特徴的な"運動症状"がありますが、その他に"非運動症状"が起こることもあります。
では、具体的にどんな症状があるのか?
今回は"5つ"に分けて解説していきます。
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①安静時の振戦
1つ目は「安静時の振戦(しんせん)」です。
具体的には、じっとしているときにふるえ(振戦)が生じるといった症状です。
※ふるえは、動作とともに消失します.
安静時の振戦は、パーキンソン病の初発症状として特徴的なものです。
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②無動
2つ目は「無動(むどう)」です。
動作が乏しく、ゆっくりになったりする症状を「無動」といいます。
具体的には、無表情(仮面様顔貌)になったり、声が小さくなったり、動作が遅くなるなどがあります。
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③筋固縮
3つ目は「筋固縮(きんこしゅく)」です。
筋固縮のように、筋肉がこわばることで、体がスムーズに動かしにくくなります。
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④姿勢反射障害
4つ目は「姿勢反射障害」です。
姿勢をうまく立て直すことができず、転びやすくなるといった特徴があります。
そして、ここまでの4つ(安静時の振戦・無動・筋固縮・姿勢反射障害)はパーキンソン病の「4大症状」といわれています。
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⑤歩行障害
5つ目は「歩行障害」です。
「②の無動(動きがゆっくり)」や「④の姿勢反射障害(転びやすい)」などにより、歩く動作にも影響します。
例えば、足をうまく前に出すことができない(すくみ足)、小刻みに歩く(小刻み歩行)などがあります。
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その他:自律神経症状・精神症状など
パーキンソン病では、ここまで紹介した「運動症状」が特徴的ですが、
その他にも自律神経症状(便秘など)や精神症状(うつ状態・不安など)・認知障害などがみられることもあります。
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最後に
パーキンソン病は、原因がはっきりしていないので、完全に"予防する"というのは、難しいでしょう。
そのなかで、大切なのは"早期発見・早期治療介入"です。
他の疾患でもパーキンソン病と似た症状(パーキンソン症候群)が起こることはあるので、不安がある場合には、一度医療機関での検査をおすすめします。
では、今回はここまでです。
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
● インスタグラムフォロワー1.6万人超
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄・東京)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
(それぞれ外部リンク)