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すい臓ってどんな臓器?悪くなるとどうなる?イラストでわかりやすく解説!

ご覧いただきありがとうございます。おがちゃん先生です。身体の仕組みが"誰でもわかる"をモットーに解説しております。少しでも参考になれば幸いです。

今回の目次

  • 【1】すい臓はどんな臓器?
  • 【2】すい臓を守るオッディ括約筋!?
  • 【3】すい臓の働きと様々な不調
  • ①外分泌機能(消化)
    →膵液の分泌が低下するとどうなる?
  • ②内分泌機能(血糖調節)
    →血糖値が乱れるとどうなる?
  • 【4】最後に

【1】すい臓はどんな臓器?

すい臓は、消化に関わる「膵液」を分泌していたり、「血糖値を調節するホルモン」を分泌しています。

長さ約15cm、重さ約70gほどの臓器で、小腸の入口(十二指腸)に抱えられるように位置しています。

少し難しい言葉でいうと、腎臓などと同様に「後腹膜臓器」の1つです。

いわゆる背中側にある臓器です。

【2】すい臓を守るオッディ括約筋!?

すい臓から分泌される「膵液」は、食事をすると「膵管」を通って、十二指腸に分泌されます。

そして、膵管の開口部には、オッディ括約筋があり、膵液が十二指腸に漏れないように閉めてくれています。

そのなかで、何らかの理由(アルコールなど)により、オッディ括約筋がうまく機能しなくなってしまうことがあります。

すると、膵液が逆流をしてしまい、すい臓自体を溶かし、炎症が起こることがあります。

オッディ括約筋。大切ですね。

【3】すい臓の働きと様々な不調

すい臓は、消化に関わる「外分泌機能」と、血糖調節を行う「内分泌機能」があります。

それぞれみていきましょう。

①外分泌機能(消化)

すい臓から分泌される膵液は、消化酵素を含む弱アルカリ性の液体です。

膵液には糖質、脂質、タンパク質という三大栄養素を分解する消化酵素が含まれています。

ちなみに、胃から流れきた食べ物は"胃酸まみれの強酸性"なので、これを中和するためにも膵液が弱アルカリ性となっています。

☆膵液の分泌が低下するとどうなる?

すい臓の働きが悪くなってしまい、膵液の分泌が低下すると、食べたものがうまく分解できなくなり、消化不良が起こりやすくなります。

特に脂肪の分解ができないことで、油が浮くような白っぽい便(脂肪便)がみられることがあります。

②内分泌機能(血糖調節ホルモンの分泌)

すい臓にはランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる、ホルモンを分泌する器官の集まりがあります。

以下の3つの細胞があり、それぞれ異なるホルモンを分泌しております。

  • α(A)細胞…血糖値を上げるグルカゴンを分泌
  • β(B)細胞…血糖値を下げるインスリンを分泌
  • δ(D)細胞…グルカゴンやインスリンの分泌を抑制するソマトスタチンを分泌

例えば、

α細胞からグルカゴンが分泌が促進されると、肝臓に溜めている糖(グリコーゲン)を分解して、血糖値が上がります。

反対に、血糖値を下げたいときは、インスリンが分泌されて、肝臓などに糖が取り込まれて、血糖値が下がります。

血糖値を上げるホルモンは、コルチゾール(副腎)や、成長ホルモン(脳)などいくつかあります。

しかし、血糖値を下げるホルモンは"インスリンのみ"なので、特に重要なホルモンとなっております。

☆血糖値が乱れるとどうなる?

例えば、糖質をたくさん摂ると、血糖値が急上昇するため、インスリンが過剰に分泌されます。

このようにインスリンが過剰に分泌されると、今度は血糖値が急降下してしまい、強い眠気や頭痛・だるさなどを自覚することがあります。

血糖値の急上昇、急降下を繰り返すことは、すい臓に負担がかかります。

【4】最後に

前述したようにすい臓から分泌される「インスリン」は血糖値を下げる唯一のホルモンです。

そのため、すい臓に負担を掛けすぎないためにも、食生活に気を付けることが大切ですね。

すい臓の構造や働きは下の動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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