【小脳が障害されると現れる症状5選!】-その症状は"小脳失調"のサインかも?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は…
"小脳が障害されると現れる症状5選"
を紹介してきます。
「脳」ってどんな臓器?
脳は、頭の中(頭蓋腔)にある1つの臓器ですが、部位ごとにそれぞれの役割があります。
例えば…
●前頭葉は、思考・判断・情動のコントロール・コミュニケーションなどを司る。
●側頭葉は、聴覚(耳)などを司る。
●後頭葉は、視覚(目)を司る。
●小脳は、運動の調節などに関わる。
といった役割があります。
そして、このなかでも今回は「小脳」に注目して解説していきます。
小脳とは?
小脳は「運動の調節」に重要な役割があります。
例えば、姿勢を保って歩くことができたり、なめらかに話すことができたり、細かい運動ができるのは、小脳のおかげです。
小脳の障害によって起こる症状
小脳出血や小脳梗塞などによって小脳に障害が起こると、「小脳失調(小脳運動失調)」という特徴的な症状が現れます。
今回はその症状を"5つ"みていきましょう。
①体幹を揺らしてふらふら歩く
小脳の障害では「酩酊様歩行」といって、体幹を揺らしながら歩くような症状がみられます。
酔っ払ったようにみえるため"酩酊様歩行"とよばれています。
.
②手足を目標のところで止められない
小脳の障害では、目標に対して、手足を正しく持っていくことができず、ずれてしまう症状が起こることがあります。
これを「測定障害」とよびます。
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③目標に手足を近づけようとすると震える
小脳の障害では、手や足などを目標に近づけようとしたときに、不規則に早くふるえてしまう症状が起こることがあります。
これを「企図振戦」とよびます。
.
④指の細かい切りかえ運動ができない
小脳の障害では、キーボードを打つ動作などの、指の細かな切り替えができないといった症状が現れることがあります。
これを「変換運動障害」とよびます。
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⑤とぎれとぎれな話し方になる
小脳の障害では、数語ずつの、とぎれとぎれで不明瞭な話し方になることがあります。
これは「断綴性言語」とよばていて、構音障害の1つです。
また、音の調節がうまくできず、突然大声になる「爆発性言語」がみられることもあります。
【補足】
※この他に「眼球の動き」の異常などが現れることもあります。
※「小脳失調」の症状は、小脳自体の障害だけではなく、"小脳とつながる連絡経路"が障害された場合も起こりうります。
最後に
今回は、脳のなかでも「小脳の障害によって起こる症状」を解説しました。
私たちが生活するなかで、無意識のうちに、体内ではいろいろな調節がされているんですね。
また、実際に"脳の異常"というのは、自分で判断することは難しいです。
だからこそ、特に40歳以上の方は数年に一度、脳ドックの受診し、検査をすると良いでしょう。
では、今回はここまでです。
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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