「肝臓」が悪くなると「すい臓」に負担がかかる?肝臓の働きから分かりやすく解説!!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「肝臓」と「すい臓(膵臓)」の関係を解説していきます。
今回の目次
- 肝臓ってどんな臓器?
- 「肝臓」が悪くなると「すい臓」に負担がかかる?
- 肝臓・すい臓と血糖値の異常
- 肝臓を労わる生活習慣
【1】肝臓ってどんな臓器?
肝臓は、右上腹部にある大きな臓器です。
「体内の大化学工場」と呼ばれるほど様々な働きをしています。
肝臓の重さは、体重の約2%になりますので、体重60kgの方の場合、約1.2kgほどになります。
【2】肝臓と血糖値の変動
肝臓は「血糖値」と深い関係があります。
例えば、食事をして血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌されます。
これにより、肝臓などに糖(グルコース)が取り込まれ、血糖値が下がります。
また、血糖値が下がると、ホルモンや神経の刺激により、蓄えている糖(グリコーゲン)を分解して血糖値を上げます。
ちなみに、肝臓はもともと糖ではないものから、糖をつくる(糖新生)こともできます。
では、すい臓との関係をみていきましょう。
【3】「肝臓」が悪くなると「すい臓」に負担がかかる?
肝臓の働きが悪くなると、血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなってしまいます。(→インスリン抵抗性)。
すると、食事をして血糖値が上がっても、糖を蓄えることができず「食後高血糖」となります。
この状態が続くと、すい臓はインスリンをたくさん分泌します。
すると、いずれはすい臓が疲弊し、インスリンの分泌も低下するため、慢性的な高血糖となります。
このように「肝臓」が悪くなることで、「すい臓」にも負担がかかってしまいます。
【4】肝臓を労わる生活習慣
肝臓を労わるためには、下のようなことがおすすめです。
- お酒はほどほどに…"お酒の適量"には個人差がありますが、適量であれば大きな影響を及ぼしません。しかし、お酒の飲み過ぎは、肝臓に負担をかけてしまいます。
- 肥満の解消…肥満の状態が続くと、肝臓にも脂肪が蓄積し、炎症が起こすことがあります。
- 禁煙…肝臓だけではありませんが、内臓器にとってタバコは悪影響を与えます。
- その他…ストレス解消、適切な睡眠
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、働きが悪くなっていたとしても、自覚症状が現れにくい特徴があります。
そのため、特別な不調がなくても、日頃からコツコツと生活習慣を整えていくことが大切ですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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