ナチスを真似ようとして世界に恥をさらす安倍政権
フーテン老人世直し録(171)
長月某日
第二次安倍政権は戦前ドイツのナチスを真似ることに全力を挙げてきた。中央銀行総裁と組んだ金融緩和による経済政策、メディアを使っての大衆操作、そしてなんと言っても憲法改正を行わずに憲法を骨抜きにする政治手法の真似である。
さらにもう一つ、ベルリン・オリンピックをナチスがプロパガンダに利用したことも安倍政権は十分視野に入れていた。安倍総理自身が先頭に立って招致を実現したことはナチスに近づく道でもあった。その時点で安倍総理は2020年のオリンピックまで権力者でいることを夢見ていたと思う。
だから徳洲会スキャンダルを利用して特捜部を動かし、招致活動の中心にいた猪瀬東京都知事を追い落とし、その前任者で東京オリンピックを言い出した石原慎太郎氏の影響力も削いで、安倍総理の後見人である森喜朗氏が組織委会長に就くことになった。巨額のオリンピック利権は自民党最大派閥の手中に帰したのである。
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