【秋田県横手市】駅前酒場のちょっと贅沢なご当地グルメ!『出端屋』の「横手黒毛和牛やきそば」とは?
1995年創業!横手やきそば四天王の常連店『出端屋』とは?
乾杯の音頭をBGMに、ゴージャスなB級グルメを啜る。
横手駅の東口近くに、一軒の人気酒場がある。日暮れと共にお客さんで賑わう『旨味処 出端屋』だ。暖かい日が続いた「かまくらの町」に、カウンターパンチのような雪が降った夜、私は噂の駅前酒場へと向かった。今日はこの「横手やきそば四天王の店」で、ちょっとリッチな地元メシに舌鼓を打つ魂胆だ。
モダンな雰囲気の店内に響く、酒呑み人の笑い声とグラスを合わせる音。外はすっかり寒い冬に逆戻りだが、駅前酒場の夜はお酒を楽しむ人で熱を帯びていた。以前は横手市役所前に店を構えていた『出端屋』だが、一昨年の12月に現在の駅前に移転。現在は先代から店を引き継いだ二代目のご主人が、そのたしかな腕を振るっている。
そんな人気酒場のカウンター席の足元は、珍しい畳仕様。この雰囲気は先日の「横手かまくら祭り」でよく見かけた、海外からのお客さんも楽しめそう。そんなことを思いながら、気になる品書きに手を伸ばす私だ。
品書き
・横手やきそば:並600円/中盛700円/大盛800円
・横手黒毛和牛やきそば:並1,000円/中盛1,100円/大盛1,200円
・横手牛すじやきそば:並800円/中盛900円/大盛/1,000円
一番人気のゴマ塩レバーに厳選した刺身、そして秋田の冬に欠かせないダダミなど、酒のアテは新鮮な海の幸から、自慢の肉料理まで全員集合。もはや品書きを見ているだけで、この酒場が毎晩賑わっている理由が見えてくる。そんな中、腹減る私がチョイスしたのは、横手やきそば四天王にも選ばれたこの逸品だ。
黒毛和牛とB級グルメが絶妙タッグ!横手やきそば四天王常連店の名物を実食!
注目の横手黒毛和牛やきそばが到着。もはや「ウマい」が確定している黒毛和牛に、プルップルの目玉焼き、そしてこのメンツにおいてもしっかり存在感を放つ福神漬け。今夜のB級グルメはいつにも増して賑やかだ。
気づくと私の箸は、わき目もふらず肉に伸びていた。おお、柔らかい。食べる前から「ウマい」が確定していた黒毛和牛だが、いざ口に運んでみると想像以上に柔らかく、心地よい甘味も顔を出す。こんなのなんぼあっても良いですからね。まるで「ミルクボーイの掴み」のようなテンションで、私の箸は続々と目の前のご馳走に向かっていく。
肉もウマいけど主役の焼きそばも黙っちゃいない。甘めのウスターソースをまとった太麺に、挽肉と大きめにカットされたキャベツ、そして半熟の目玉焼きがトロリと絡み合う。その味はまさに王道の「横手やきそば」だが、具材もマシマシで食べごたえ抜群だ。
ちなみに、今回紹介した横手黒毛和牛やきそばはテイクアウトも可能。四天王の味も自宅で楽しむのもおススメだ。
濃厚な牛バラをトッピングした『食い道楽』、コクのあるカレーとタッグを組んだ『皆喜多亭』、そしてあのクロちゃんも堪能したダブル目玉焼きの『ふじた』。地元を飛び出して、今や全国区となった横手やきそばだが、その店によって特色があるのも面白い。
まだまだ続く私の横手やきそば巡り旅。だが今日はひとまず、このちょっと贅沢なご当地グルメに酔いしれようじゃないか。酒呑み人で賑わう駅前酒場で、ひそかにそんなことを思う今夜の私である。
【店舗情報】
旨味処 出端屋
住所:秋田県横手市駅前町3-11
営業時間:17時30分~22時(ラストオーダー:21時30分)
電話番号:0182-33-2248
定休日:日曜日、月曜日