【秋田県仙北郡美郷町】地元の黒毛和牛を使ったご当地グルメ!老舗食堂『若清水』の美郷まんまとは?
創業から60年以上!噂のご当地グルメを求め、美郷の老舗食堂へGO!
歴史ある食堂で、美郷づくしの味を知る。
先日、このメディアで「美郷町のご褒美メシ・マグロ三昧丼」を紹介したが、そのとき訪れた『Genpatey(げんぱてい)』で、もうひとつ気になるメニューがあった。そう、美郷まんまである。
これは2008年から町内の数店舗で提供している美郷のご当地グルメ。……なんだけど、ごめん、私は食べたことがなかった。隣の大仙市在住にも関わらず、すれ違ったままの地元メシ。そんな美郷まんまを求めて、私は一軒の食堂へと向かった。
風情を感じる薄紫色の暖簾と、愛らしい牛が描かれた「美郷まんま」の幟。今回私がやってきたのは、美郷町の旧千畑エリアにある『若清水』。創業から60年以上の歴史を誇る老舗食堂だ。
昭和の懐かしい雰囲気を醸しつつ清潔感がある店内は、テーブル席のほか奥には小上りも見える。隣に座るご常連のテーブルからは月見そばを啜る小気味良い音と、カツカレーの良い香り。そんな古き良き「町の食堂」で、今日は噂のご当地グルメに舌鼓といこう。
品書き
- 美郷まんま:850円
- 美郷たぬ中:550円
- チャーシュー麺:650円
- 天ぷらうどん・そば:550円
- かつ丼:750円
- 鍋焼きうどん:700円(11月~5月)
麺類や丼物を中心にリーズナブルな食堂メニューが揃う『若清水』。超お手頃価格のチャーシュー麵や、もうひとつのご当地グルメ・美郷たぬ中なども気になるが、今日のお目当てはこの一品だ。
美郷町の「ウマい」を盛り込んだご当地グルメ!噂の美郷まんまに舌鼓!
さあ、注目のご当地グルメが到着だ。お椀の蓋を開くと顔を出したのは、醤油で味付けした混ぜご飯と、その上に鎮座する黒毛和牛。そのネーミングから「ねこまんま」のようなビジュアルを想像したが、なんとも贅沢感漂う地元メシだ。
さっそく牛肉の華やかな香りに誘われて、目の前のまんまを口に運ぶ。おお、良いじゃないか。心地よい醤油の風味と、ほとばしる黒毛和牛の旨味。椎茸やごぼうの食感も良いアクセントになっている。やや粘り気のあるご飯も私好みだ。
この美郷まんまの特徴は、やはり地元食材へのこだわりだ。美郷町で育った黒毛和牛に美郷産の米や椎茸、味付けも美郷で作られた醤油を使うガチっぷり。地元の「ウマい」をとことん盛り込んだ美郷愛あふれる一品に仕上がっている。
そんなちょっぴり贅沢なご当地グルメが楽しめる『若清水』は、店主も親切で居心地が良い。財布にも優しいため、お腹が空いたときにぶらりと立ち寄りたい大衆食堂だ。
次回は美郷たぬ中を食べないとだな。心の中でそう決意しながら美郷まんまを頬張り、お供のがっこに箸を伸ばし、最後におづげっこを飲み干して、今日もごちそうさま。
歴史ある食堂で出会った美郷づくしの味。隣の町でまたひとつ「秋田のうめもの」を知った私である。
【店舗情報】
食堂 若清水
住所:秋田県仙北郡美郷町土崎字上野際42
営業時間:11時~18時頃
電話番号:0187-85-4168
定休日:日曜日