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生後7~8ヵ月の睡眠の特徴と、夜泣きの予防の仕方。

今回は、2500人の夜泣き・寝かしつけ改善をしてきた乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かなが、生後7~8ヵ月頃の「赤ちゃんの睡眠の特徴と、夜泣き予防の仕方」について紹介します。

生後7~8ヵ月は、まだまだ夕寝が必要な子も多く、朝寝昼寝夕寝はまだある頃です。(夕寝がなくなる移行期は、生後9〜10ヶ月頃の子が多いです)

ママへの愛着から後追いが激しくなったり、寝つくときの習慣へのこだわりが強くなるのもこの時期頃からです。

夜泣きの回数が激しくなりピークになる子もおり、親は大変ですが、決まった時間に起きるよう心がけ、生活リズムを崩さないことがポイントです。

生後7~8ヵ月頃の睡眠の特徴

・お昼寝はまだ1日3回、4回あることも多い
・寝つけない方へのこだわりが強くなる
・夕寝はまだ必要(な子が多い)
・生活リズムを一定にするよう心がける

point1:午前中は明るくして活動的に過ごしましょう

おすわりが安定し、ずりばい・はいはいを始める子も。光を感じる明るい環境で身体を動かす遊びをたっぷりすると、睡眠を促すホルモンが盛んに分泌されます。

夕方からは絵本の読み聞かせなど、ゆったりとした静かな遊びがおすすめです。

point2:午後3時以降は寝かせない!?は危険のことも

まだまだ夕寝が必要な子が多い時期です。夜寝なくなってしまうかも、と早い時間でお昼寝を起こしたり、夕方寝かせないようにすると逆効果で夜泣きにつながることも。この時期はまだ夕寝が必要な子が多いです。

point3:夜中に泣いても、すぐ授乳せず少し様子見

夜中に泣いた時に、授乳ですぐ寝てくれ、ママの負担がなければそのままでOK。

でも、ママが毎日の夜泣き対応で大変なら、ねんトレも始められる時期。(ねんトレは生後6ヵ月頃から推奨)

夜泣き時は、泣いてもすぐには授乳せず、少し様子を見てみましょう。授乳なしで寝ついてくれる子もいます。

夜、目覚めて遊び始める子も増えますが、明るくしたりせず、安全な寝床(※1)で見守り放置しておいてよいでしょう

※1 安全な寝床・睡眠環境の整え方についての詳しい記事はこちら

ちなみに、特に夏は午前4~5時台の早朝に目を覚ますという悩みも増えます。

なぜなら、日が昇り、カーテンの隙間から朝日が漏れることにより、起きてしまう・眠りづらくなってしまうんです。

この場合、寝室が今一度真っ暗になっているかチェックをしましょう。

また、お子様が、早朝に「起きたから」と起床すると、さらに体内時計が早起きにセットされ、毎日早起きさんへ。早朝に起きている場合も、真っ暗で安全な寝床で見守り放置。あまり介入しないように心がけましょう。

夜泣きは改善できます。一人で悩まず、夜泣きの専門家に相談してくださいね。

あなたの育児を応援しています。

IPHI乳幼児睡眠コンサルタント。ねんねブーケ代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から乳幼児睡眠の国際資格を取得。小・中・高校教員免許保持。保育士養成系大学での講師活動や、企業と連携し睡眠講座も開講。instagramを中心に発信を続け、総フォロワー1・6万人。月150組相談、のべ2500人以上の睡眠相談実績を持つ。自身が運営する「るるるん。ねんねサロン」では、毎日夜泣きや離乳食、子育て相談ができる。元アナウンサー。

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