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放っておくと損!月に一度の洗濯機掃除で節約&清潔をキープするコツを洗濯のプロが解説

平島利恵洗濯研究家
最後に洗濯槽を掃除したのはいつですか?

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。洗濯機は毎日使うものですが、定期的に掃除をしていない方も多いのではないでしょうか?洗濯槽にカビや汚れが溜まっていると、衣類にカビが付着し不衛生になったり、洗浄力が低下して無駄な電気代や水道代がかかることもあります。
今回は月に1度の洗濯機掃除を習慣化することで、清潔さを保ちながら節約につなげる方法を紹介します。

洗濯槽の掃除はなぜ必要?

洗濯槽の裏側は、皮脂汚れや洗剤カス、湿気が蓄積しやすい場所です。これが黒カビや雑菌の繁殖源となり、衣類が不衛生になってしまいます。特に湿度の高い日本の夏場は、カビの繁殖スピードが加速するため、掃除を怠ると運転効率が悪化し、電気代や水道代が増加するだけでなく、洗濯機の寿命が短くなる可能性もあります。

肌トラブルの原因にも

黒カビや雑菌が繁殖した洗濯機で洗濯すると、衣類にカビが付着し、肌荒れの原因になることも。特に敏感肌の方やお子様がいるご家庭では、定期的な掃除でカビのリスクを抑えることが大切です。

洗濯機掃除の頻度と手順

洗濯機の掃除は月に1度が目安です。特に湿気の多い時期や夏場、洗濯機を頻繁に使用しているご家庭は、こまめに洗浄することが大切です。

【月一回】専用の洗濯槽クリーナーを使用

市販の洗濯槽クリーナーを使用し、月に一度洗濯槽の汚れをリセットしましょう。洗濯槽の裏に付着した黒カビや汚れを除去するには、専用のクリーナーが効果的です。
重曹やクエン酸は洗濯機の故障を招く恐れ可能性があるため、使用を控えましょう。

【毎回】糸くずフィルターの清掃

洗濯機の糸くずフィルターには、洗濯物から出たゴミや糸くずが溜まり、濡れた糸クズを放置するカビの温床となります。洗濯後は毎回ごみを取り除き、清潔に保ちましょう。

【毎回】洗濯槽乾燥機能やフタを開けて換気

洗濯後は、洗濯機のフタを開けておくか、洗濯槽乾燥機能を活用して、湿気を取り除きます。湿気がこもるとカビが繁殖しやすくなるため換気し、カビを未然に防ぎましょう。

不衛生な洗濯槽では洗濯が無駄に

カビだらけの洗濯槽で洗濯をしても、衣類を清潔に洗うことができません。実は、服の臭いが気になる方の多くが、洗濯槽の汚れが原因といわれています。
せっかく洗っても不衛生な洗い上がりでは、洗濯にかけた手間やコストが無駄になってしまいます。

また、黒カビや洗剤の溶け残りが洗濯機に蓄積すると、洗濯機自体の寿命も縮むため、修理や買い替えのコストがかさむリスクも。洗濯槽の掃除を定期的に行うことで、余計な出費を防ぎ、効率的に洗濯を行えるようになります。

洗濯機の定期的な掃除は、家族の健康と家計の節約に直結します。月に一度の洗濯槽洗浄を習慣にし、清潔な衣類と快適な生活を手に入れましょう!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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