洗濯機がキレイな人がやっている!お手入れルーティーン
洗濯研究家の平島 利恵です。
洗濯機回りは黒カビはもちろん、ホコリなども蓄積しやすい場所です。汚れが蓄積すると、洗濯物の嫌なニオイの原因にもなります。
洗濯機をキレイに保つためには、洗濯後のリセットが欠かせません。洗濯機をキレイに保ち、衣類のニオイ・黒ずみ・蓄積汚れのお悩みを解消しましょう!
【毎回のお手入れ】洗濯機をキレイに保つ
糸くずフィルターの掃除
湿った糸くずが溜まったままだと、黒カビや雑菌繁殖の温床となります。
掃除後は水分を拭き取り、乾かしてから元に戻します。
乾燥まで行う方は、乾燥フィルターの掃除も忘れずに!
洗濯槽の換気
洗濯終了後は、洗濯槽が濡れた状態になっているため、洗濯機のフタを開けて換気します。しばらく開け乾燥させることで、カビの繁殖を防ぎましょう。
すすぎ・脱水時に自動で槽掃除をしてくれる洗濯機もあるので、買い替え時は「自動お手入れ機能」があるものを選ぶのもおすすめです。
終わった後の洗濯物はすぐに洗濯槽から出し、洗濯槽内の湿度を下げる意識を持ちましょう。
【注意】洗濯槽は洗濯カゴではない!
洗濯機内に脱いだ衣類を溜めていくのはNG!洗濯槽の黒カビ予防のため、洗濯物は洗濯カゴに入れましょう。
濡れているタオル・衣類は、すぐに洗うか乾かしながら保管します。
【毎月のお手入れ】汚れをリセットする
洗濯槽クリーナーで掃除
洗濯槽裏は、洗剤・柔軟剤の溶け残りや、皮脂などの汚れをエサに、黒カビが繁殖しやすい場所です。この黒カビが洗濯しても落ちないニオイの原因になります。
洗濯槽の周りの拭き掃除
洗濯槽回りは、衣類から出る埃が蓄積しやすい場所です。洗濯槽掃除の合間に拭き掃除もしましょう。
洗剤・柔軟剤ケースの洗浄
洗剤・柔軟剤投入口が汚れたままになっていると、黒カビが発生します。投入口を外し、柔らかい布や綿棒などできれいに掃除しましょう。
【半年に1度のお手入れ】忘れずにやるべし
排水溝の掃除
排水口には排水時のゴミが溜まります。ゴミがたまると、排水が悪くなり、下水のニオイがするため、半年に一度を目安に忘れずに掃除しましょう
洗濯物が臭い時は洗濯槽掃除を!
洗濯機から出した衣類が臭う時や、洗濯物に黒いカスがついているときは、すぐに洗濯槽を掃除します。
洗濯槽の掃除はクリーナーで
黒カビが発生した場合、洗濯槽の裏側まで強力に洗浄するためには、洗濯槽クリーナーを使用します。衣料用・キッチン用の漂白剤とは異なり、防食剤が配合されているので、洗濯槽の劣化を防ぎながら槽洗浄できます。
クリーナーの選び方
洗濯槽クリーナーには、「塩素系」と「酸素系」があります。洗濯機掃除を1年以上していないときは塩素系を、塩素の臭いが苦手な方は酸素系を選びましょう。
■塩素系クリーナー
強力な殺菌効果がありますが、刺激臭が発生するため、使用時は換気が必要です。
■酸素系クリーナー
酸素の力で汚れを落とすため、刺激臭はしません。塩素系と比べると殺菌力が弱いため、非常に汚れた洗濯槽に使用すると黒カビが出続け、すすぎが何度も必要になることがあります。
【注意】重曹・クエン酸・酢での掃除はNG
重曹は洗浄力が弱いため、洗濯槽掃除に使用するためには大量に使用する必要があります。溶け残った重曹により、故障や詰まりを招く恐れがあります。
酢・クエン酸は酸性のため、洗濯槽内の金属部品のサビを招く恐れがあります。
清潔な洗濯の基本は清潔な洗濯機
衣類をどんなに丁寧に洗っても、そもそも洗濯機が汚ければ、衣類を清潔に洗えません。特に洗濯槽裏はカビが繁殖しやすく、汚れが目に見えないため、毎回・毎月の掃除ルーティーンを忘れずに行いましょう。