球宴ファン投票の第2回中間発表で大谷翔平よりも2位を引き離している選手はいるのか
6月24日、オールスター・ゲームの先発野手を決める、ファン投票の途中経過(第2回)が発表された。
ナ・リーグのDHは、1位の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)に83万2553票の差をつけている。大谷が177万3404票、オズーナは94万851票だ。
ただ、1位と2位の差がさらに大きいポジションもある。ナ・リーグの三塁手は、1位のアレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)が196万231票、2位のマニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)は54万5259票なので、その差は141万4972票だ。
ボームの「独走」の理由については、前回の中間発表の際に、こちらで考察した。
◆「球宴ファン投票の第1回中間発表で大谷以上の得票は5人。ジャッジ、ソト、ハーパー、ベッツにあと1人は…」
ちなみに、3番目の大差は、ナ・リーグの一塁手だ。1位のブライス・ハーパー(フィリーズ)と2位のフレディ・フリーマン(ドジャース)の差は、70万9605票。フリーマンは、132万7918票を得ているものの、ハーパーの203万7523票は、ナ・リーグで最も多い。
このままいくと、ナ・リーグの一塁手は、フェイズ2を行うことなく、ハーパーがファン投票選出となる。ナ・リーグの捕手、二塁手、三塁手、遊撃手、DHは、フェイズ1の1位と2位がフェイズ2に進む。ナ・リーグの外野手は、1位から6位までだ。フェイズ1の得票は、フェイズ2には持ち越されない。
なお、フェイズ2に進むナ・リーグの三塁手とDHは、それぞれ、ボームとマチャド、大谷とオズーナとは限らない。マチャドと3位のジョーイ・オティーズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)の差は5万8992票、オズーナと3位のカイル・シュワーバー(フィリーズ)の差は6万57票だ。2位と3位が入れ替わり、フェイズ2の投票対象は、ナ・リーグの三塁手がボームとオティーズ、ナ・リーグのDHは大谷とシュワーバー、ということもあり得る。
もっとも、ボームと大谷のファン投票選出は、フェイズ2の「相手」が誰であろうと、確実だと思われる。