大谷翔平の「4シーズンにMVPを3度受賞」は何人目!? マイク・トラウトは6シーズンに3度
2024年のMVPは、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が受賞した。
大谷のMVPは、ロサンゼルス・エンジェルス時代の2021年と2023年に続く3度目。1度目と2度目の間、2022年は、ジャッジに次ぐ2位に位置した。
大谷の前にMVPを3度以上受賞した11人のうち、7度のバリー・ボンズ以外は、いずれも3度だ。
ボンズのMVPは、1990年、1992~93年、2001~04年なので、1990~93年の4シーズンに3度と、2001~04年に4シーズン連続、ということになる。1991年は、テリー・ペンドルトンに次ぐ2位だった。
1990~93年の4シーズンにMVP3度と2位が1度は、2021~24年の大谷と同じだ。それだけでなく、1シーズン目が初受賞、2シーズン目は2位、連続受賞の3シーズン目と4シーズン目の間に移籍も、ボンズ(1990~93年)と大谷(2021~24年)は共通する。
ボンズは、1992年のオフにピッツバーグ・パイレーツからFAとなり、サンフランシスコ・ジャイアンツに入団した。6年4375万ドルの契約は、当時、史上最高の総額だった。昨オフ、大谷がドジャースと交わした10年7億ドルの契約もそうだ。こちらは、今のところ、更新されていない。
大谷が並んだMVP3度の10人は、以下のとおり。
スタン・ミュージアルとジョー・ディマジオは、MVPを受賞した3シーズンの間に、兵役によってプレーしなかったシーズンを挟んでいるが、それらの「ブランク」を除いても、4シーズンのスパンに3度受賞した選手は皆無だ。
エンジェルスで大谷とともにプレーした2人の受賞は、アルバート・プーホルスが2005~09年の5シーズンに3度、マイク・トラウトは2014~19年の6シーズンに3度。それぞれ、このスパンの順位は、プーホルスが1位→2位→9位→1位→1位、トラウトは1位→2位→1位→4位→2位→1位と推移した。
なお、プーホルスのMVPは、3度とも、セントルイス・カーディナルス時代だ。エンジェルス時代に票を得た2012年と2014年は、どちらも17位だった。